おすすめ度 (9/10)
『JUDGE EYES:死神の遺言』はセガが開発した3Dアクションゲーム
舞台は「龍が如く」シリーズと同じ神室町で、プレイヤーは元弁護士で探偵の八神隆之(木村拓哉)として、ヤクザが次々と目玉をくりぬかれるという連続殺人事件の真相を追う。
良かった点
○ストーリー
終始ぐいぐい読ませる展開。ヤクザ抗争が個人的にマンネリ気味だったのもあるけど、いつもと違う「探偵の視点」から事件を解いていく体験に新鮮さがある。そもそも龍が如く自体が「遊べるドラマ」なので、今回のサスペンス物テーマとも相性が良いと思った。

法廷や面会シーン、それに現場で証拠を探して推理するなどの要素もあり、サブタイトルを付けるなら「裏社会の逆転裁判」といった感じ。

事件に進展がある度に詳細はファイルにまとめられていく。話は複雑になるけど後から見返せるので安心。プレイヤー自身も推理を楽しめるようになっている。

○キムタク
あちこちで「キムタクが如く」と称されているのを見て、正直、俳優さんがゲームの主人公ってどうなん?って疑問だったけどこれが実にハマり役で良かった。セリフも、アクションも、感動的なシーンも、予想以上にキムタクらしさが出ててかっこよく決めてくれる。

ネタっぽいセリフも全力で演じるキムタク。チェイス中の「ちょ待てよ」は初見で思わず吹いてしまうくらい面白かったし、ここまで身を削ってやってくれるのかと感心した。

サブイベントではあるが、恋愛要素もあり。
色々な女の子との恋愛は「月9」を思わせるドラマっぽい内容になっている。

気になった点
・尾行やチェイスは何度もやりすぎて後半しんどい
・マップは神室町のみで飽きる
・もっと自由に服を着替えたかった
・色々アイテムが落ちてるけどドローンに興味ないとうまみがない収集要素
総評
今までになかったリーガル系の如く。まさかのキムタク主人公だったけど、これが間違いなくプラスになっている。ストーリーは繋がってないので初めての人も楽しめるはず。
個人的にはかなり好きな部類だった。ぜひやってみてほしい。