「ウツロマユ」レビュー 1980年代の古民家を舞台にした一人称視点のホラーゲーム

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「ウツロマユ」をプレイしたのでレビュー記事を書いてみました。

Steamでは現時点で683件のユーザーレビューがあり
非常に好評」を獲得している。

日本語、コントローラー対応

「ウツロマユ」は、1980年代の古民家を舞台にしたホラーゲーム

大学生の「陣場湊(じんばみなと)」は祖母の危篤の報せを受けて故郷を訪れる。しかし祖母の家で彼を待っていたのは正体不明の化け物。主人公は化け物から身を隠しつつ、古民家を探索して隠された真実に迫っていく。

あまりにリアルな昭和体験シミュレーター

正直、怖さやゲーム性よりもグラフィックの方が印象に残った作品。
白黒やセピアに加工して雰囲気を出すタイプじゃなく、本作はまるで昭和にタイムスリップして自分の目で見ているかのようなリアルさ。

風景がとても綺麗で、現実と区別ができないほど違和感なし。まさかインディーホラーを遊んでグラフィックに感動するとは思わなかった。

古民家には懐かしさを覚える昭和の物がいろいろありゲームに関係ない小物も細かく作り込まれているので、自然と手に取って調べたくなる。

地味に面白かったミニゲーム。バネで10円玉を跳ね返して当たりを狙うシンプルなゲーム性だが、これもしっかりと作られていて面白い。

緊張感が高いかくれんぼ

化け物が古民家で徘徊しているため、ゲームプレイは隠れたり逃げたりのがっつりホラー。身を隠しながら進むのは臨場感があり、バイオなどと違って何も持たない無防備状態なのも緊張感が高い

そしてただ逃げるだけじゃなく化け物の近くで探索や謎解きをするので思っていた以上に怖い体験になった。

廊下は行き止まりが多く、敵を撒ける場所や、隠れられる場所を知っておくのがポイント。マップが頭に入ってない間は難しいが、難易度はイージーに下げることもできるので苦手な人も楽しめると思う。

感想

ストーリー、グラフィック、ホラーと全体的に高いクオリティでまとまっている作品。クリアまで6時間とボリュームは少し物足りないところもあるが、中身は濃密で1600円という価格に対して満足できました。特に昭和の雰囲気が秀逸なのでぜひやってみてほしい。

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