Nobunaga’s Shadowってこんなゲーム
日本の戦国時代を舞台にしたJRPG。
伊賀で育った新米忍者りゅうえい(キャラ名変更可)となり、尾張の国を旅するゲーム。
まず世界観に触れておくと、信長以外は架空の武将になっており、史実とは若干異なる世界になっている。でも街並みは完全に日本。海外のゲームだと中国っぽい「なんちゃって日本」をよく見かけるが、そういった違和感はない。
食事だけはやたらと近代的で、たこ焼きやラーメンといったものが出てくるが、そこはご愛嬌。
ゲームとしては昔ながらの伝統的なRPGを受け継いだような内容。
戦闘はターン制のコマンドバトルとなっており、レベルが上がると技を習得する。また、技を使い込むことで上位の技を閃くこともあり。
MPは回復スキル、APは攻撃スキルに使われるが、通常攻撃やダメージを受けることでAPの方は貯まっていくため、戦闘中は細かいことを気にせずにガンガン攻撃技を使っていける。
登場する敵は山賊や野生動物が大半。
雑魚敵でも名前の最後に「ALFA」と付いたボス並みに強い敵が出てくることがあり、倒すのは骨が折れるが、こういったランダムなレア敵の存在もメリハリがついて良い。
城下町や村では様々な人々との出会いがある。
達人から訓練を受けることでも技を覚えたり、困っている人からサブクエストを受けたり、お金を貯めてお店で装備を整えたり、小田原の街では自分の家を買うこともできる。
また、昼夜のサイクルもあって特定の時間帯でしか見られないイベントがあるなど、最近のRPGにも劣らない細かな作りになっている。
ストーリーはりゅうえいの行動によって分岐する。マルチエンディング制。
元々りゅうえいが尾張に派遣された目的は、織田信長に近づき、その動向を探ることなのだが、事態は思わぬ方向に進んでいく。巨大な陰謀に巻き込まれたりゅうえいはそのままスパイとして暗躍するか、織田家の旗本に下るかといった選択に迫られる。
織田信長に迫る忍者の生き様を描いた和風RPG。日本語に対応していないのは残念だが、ゲーム的に難しいところがないので困ることなく進められる。意外と面白かったのでおすすめ。