ニャンザのぼうけんのトレイラー動画
ニャンザのぼうけんってこんなゲーム
概要
・動物たちが活躍するかわいいアクションRPG。
・作業台でクラフト、農園で野菜や果物を育てられるのが特徴的。
・インドネシアに拠点を置く、Twin Heartsが開発。2021年9月2日にリリース。
ゲーム内容
主人公は帝国に雇われたネコの兵士ニャンザ。
大昔の大戦で大人しくなったモンスターたちが最近また暴れ始めたということで、その原因を調査するため、伯父が住んでいたニクキュー村周辺の警備にあたることになる。
モンスターたちが暴れ始めた原因を探るためにゲームの舞台となるカノイデラ大陸で、各地にあるダンジョンから「古代の遺物」を集めるというのがゲームの目的。
まずは、村や城でミッションをクリアしていき、行けるエリアを増やしていくというのがゲームの流れとなります。
ニャンザが寝泊まりする叔父の家の前は農場になっていて、野菜や果物を育てることができます。
収穫した農作物は売却してニクキューコイン（お金）に代えてもいいし、料理をして回復アイテムとしても使える。こうした農作業はメインミッションにはほとんど関係のないアクティビティですが、お金も回復アイテムもとにかく使う機会が多いのでほぼ必須。
種や球根は村のショップやたまに来る行商人から購入することができ、毎日水をやって3日～5日ほどで収穫します。
ニャンザの攻撃は剣、弓、そして4種の属性魔法を唱えることができます。
左上にはHPとマナが表示されていて、スキルや魔法を使うとこのマナが消費されます。近接攻撃で敵を攻撃するとマナが回復するという仕様になっているので、遠くからずっと魔法だけで攻めるということはできません。
敵は1回攻撃するとしばらく攻撃してこないので、敵の攻撃を避けてからカウンター攻撃をするのが基本戦法。敵が攻撃モーションに入ると、その攻撃範囲がどこまであるかわかるようになっているため、避けるのは容易。
戦闘は簡単なんですが、エリアが進んでいくと敵が固くなり倒せなくなってきます。
そこでキャラを強化する必要が出てくるんですが、レベル概念はなく、モンスターを倒しても経験値は入りません。ニャンザを強化するには、村にある作業台から武器や防具をクラフトして装備することで攻撃力や防御力、HPや各耐性を上げていきます。
他にも作業台から農具のアップグレードもできます。
例えばジョウロなら、最初は1マス分の水やりしかできないんですが、アップグレードすると2×2マス、金のジョウロまでアップグレードすると3×3となり、農作業がとても楽になります。
こんな感じで、「ニャンザのぼうけん」は農場生活をしながら装備を強化していき、ミッションやダンジョンを攻略していくというアクションRPGゲームとなっています。
ゲームの操作
ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・登場人物が全員なにかしらの動物でかわいい
・戦闘アクションが簡単
・農場生活しながらスローライフができる
・時間の概念はあるが、睡眠の必要、季節がなく時間を気にせずまったりできる
・着せ替えがある
・リモートプレイが可能（相手がゲームを持っていなくても一緒にできる）
・日本語対応
微妙だった点
・装備のショートカットが4つしかないため、農具や武器をアイテム欄から切り替える必要がある
・アイテム管理がきつい（町や城にあるインベントリボックスが共有じゃない）
・ファストトラベルできる場所が遠い
・住民が少なく、2つ目以降の村は最初の村のキャラの使いまわし
・ゲーム時間のほとんどが金策、素材集めに費やされる
ニャンザのぼうけんをプレイした感想まとめ
11時間プレイしたインプレッション。
農業要素のあるゲームなので、作業ゲーになることは承知の上だったんですが、それでも作業がなかなかきつかったです。ゲーム中は昔のMMOをやっているような感覚でした。素材を落とすモンスターを狩って枯れたらエリアチェンジしてまた同じモンスターを狩る。これを何十回と繰り返してようやく1つの装備が完成。他の装備を揃えるためにこれを何度もやります。装備のクラフトにはお金も必要なので、農作業もしっかりとやる。農業もまったく同じことの繰り返し。普通にやれば一時間で終わりそうな内容を薄味にして作業量を増やすことでボリュームを出しているので、ルーンファクトリーのような密度の濃い農場生活を期待すると肩透かしを食らいます。ただ、出てくるキャラは本当にかわいいので、それだけでもやる価値はあるかもしれないです。まったりとした農場生活シミュ、アクションゲームがやりたい人にはおすすめします。