「Mouthwashing」レビュー 宇宙船に取り残された人々を描く一人称視点ホラーゲーム

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「Mouthwashing」は
宇宙船を舞台にしたサイコホラー

難破船に取り残された船員たちの極限状態を描いたゲーム

Steamでは現時点で1286件のユーザーレビューがあり
圧倒的に好評」を獲得している。

あらすじ

舞台となるのは輸送を行う宇宙貨物船「タルパ」。

船長のカーリーは突如として自爆を試み、船を小惑星に衝突させる。
爆発は避けられたものの、船は身動きが取れなくなり遭難状態に

それから2ヶ月後。救援が来る様子はなく、燃料も食料も尽きかけ、憔悴していく船員たち。果たして彼らの運命はどうなる・・・?といったところからゲームが始まる。

ゲームプレイ

船内の探索がメイン。
ちょっとした謎解きと船員との交流を通じて物語が進んでいく。

船内にいるキャラは5人

・事故で重傷を負い、寝たきり状態の元船長カーリー
・プレイヤーが操作する船長代理ジミー
・話し方からして優しそうな看護師アーニャ
・ベテランメカニックで世話焼きのスワンジー
・若くてノリの良い新米エンジニアのダイスケ

みんなとても魅力的で雰囲気も悪くない。なのに「どうしてこうなった」って展開が地獄で、嫌な感じがずっと続くけど目が離せなかった。

日本語対応なので会話もわかりやすい

難易度

事故直後に大破を免れるため、船内は緊急用の発泡剤に包まれている。そのため行ける範囲が広くなくほぼ迷わず進めた。謎解きやイベント戦闘もあるけど全体的に易しい。

気になった点

一本道のストーリーにリプレイ性もあまり感じられない。3時間でクリアできるので、値段を考えるとボリュームは微妙なところ。

感想

結論をいうと面白い。

ただ同時にやらなきゃ良かった…と後悔も感じる作品だった。たびたびのグロテスクな表現、絶望しかない船員たちの結末。「かまいたちの夜」とかでいう、やりようがない一番悲惨なエンドを見せられているような感じ。真相に迫ればより物語のダークさが増して、期待を裏切られる絶望ドラマだと感じた。

救われない鬱々しいゲームだけど、そういった内容を求めてる人にはおすすめ。

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