「ヘブンバーンズレッド」紹介レビュー 終末世界を描いた笑って泣けるドラマチックRPG

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地球を侵略する「キャンサー」と
追い込まれた人類との死闘を描いたドラマチックRPG

AIRCLANNADなど
数々の名作を生み出してきた「Key」の15年ぶりとなる作品。

今作は元々はスマホゲームで、
ガチャありの基本無料プレイとなっている。

コントローラー、マウス対応

無課金でプレイし、
280時間でメインストーリー(現在実装されている4章まで)クリア。

とにかく話のボリュームがとんでもなく、
しかも全編フルボイスというのがまた凄い。

プレイ時間の半分以上をキャラの会話が占めており、
常にボケとツッコミの応酬で、ゲーム中の選択肢はもはや大喜利のような状態。

とても終末世界とは思えないほどキャラクターたちは明るく、
ノリの良い学園コメディの雰囲気を存分に楽しめる

そして明るい日常の裏で、
キャンサーとの戦争により各章のストーリー終盤などでは
壮絶でアツい展開に一転。

少しシリアスな一面もあるが、
これまでのKey作品とはまた違った感動を呼ぶシナリオに仕上がっている。

もう一つ良かったのは
自分のペースで遊べる点。

スマホゲーでありながら他プレイヤーとの競争が全くなく、
ストーリーを進めたり素材を集めたりとじっくり遊べてストレスが少ない

他のスマホゲーム同様、
基本的に一定時間で回復するライフ(行動力)がなくなると何もできなくなるが、

ライフ石が高頻度で大量に配布されるので、
土日にがっつりやりこむことも可能。

また、過去のイベントなども常設されており、
貴重なアイテムを新規プレイヤーに回収できるようになっているところも優しいと感じた。

◆気になった点

・一部の操作性
・容量が大きい(約20GB)
・あからさまなDPSチェッカーボス

ストーリー終盤のボスは
一定のターン数経過で全回復するため
火力が足りないとクリアできない。

今はレベル上限が上がっているのでサクサク進められると思うが、ボスがただのDPSチェッカーでしかない調整が萎えポイントだった。

ストーリーやイベントの一部は奥行きのあるマップになっており、
そのマップは移動だけでも大変なくらい操作性が悪くなる

そしてそういうマップに限って
チェイスやジャンプのアクション要素があってPCだとかなりやりにくい。

◆総評

元がスマホゲームと思えないくらい画が綺麗で
シナリオや曲のクオリティが高く、
無課金で遊ぶのが申し訳なくなるくらい面白かった。

ボリュームもかなりのもので
300時間ほどやってみたがまだまだ遊べそう。

ただし、ギャグと会話が多いゲームなので注意。
おそらく全然ノリが合わない人にはキツいと思われる。

スマホゲームやノリが良すぎる会話に抵抗がない人にはおすすめ。

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