悪夢の世界で光源を集めるホラーゲーム「Nightmare」の紹介レビュー

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Nightmareってこんなゲーム

ウクライナのDiTMGamesが開発したシングルホラーゲーム

プレイヤーは恐ろしい悪夢の世界に閉じ込められてしまった主人公を操作し、幽霊が徘徊する薄暗い家を探索しながら、眠りから目を覚ますのに必要な光源を集めることになる。

現在はアーリーアクセスのためマップは一つしかなく、一回にかかる時間は約30分と短い。しかし、プレイする度にアイテムの配置が変わり、報酬で能力をアンロックする要素とさらに高難易度に挑む「エキスパートモード」も搭載されているため、一回のボリュームは短いがクリア後も繰り返し遊べる仕様になっている。

 

ゲームプレイ

ゲームは2階の寝室からスタート。

最初のうちは敵がいなくて家の中(1階2階地下室)を自由に探索できるが、2~3分して女性の悲鳴が聞こえてからが本番。「DEVOUR」や「Pacify」と同じような展開から始まって赤い幽霊が家の中を徘徊するようになる。

幽霊に見つかると追いかけられるが、しばらくすると追ってこなくなるので逃げることが可能。もし見つかった場合は、行き止まりの方に逃げずにぐるぐる回れるようなところでチェイスすると簡単に逃げられる。

幽霊に攻撃されても一回だけならダメージを受けるだけなので、洗面所などにある回復を常に持っておくようにしておくといいかもしれない。あとはスタミナにも要注意

一人称視点でいきなり幽霊と鉢合わせになることもあるため、探索は歩きでスタミナを温存しておくといざというときに逃げやすくなる。

ゲームの最初の目的は幽霊の目を盗みながら「光源」になるアイテムを探すこと。

光源は「電球」や「三脚」を組み合わせると作れる。アイテムを見つけるのは簡単で、電球は主に棚の引き出しの中などに入っており、三脚はそのまま地面に置かれている。電球と三脚を見つけたらインベントリから組み合わせてクラフト

電球の種類はいくつかあり、三脚との組み合わせによってスタンドライトやフロアライトといった照明になる。あとはこれを設置して光を体に浴びて、さまざまなイベントに耐えつつ少しずつ正気度を上げていけばクリアとなる。

 

良かった点

・幽霊に追いかけられる緊張感とほどよく怖さも感じられる探索
・何度も遊べるリプレイ性
・日本語対応(OKが『よっしゃー』と翻訳されてたり妙な癖がある)

微妙だった点

・エリアが広くなく拾えるものも限られているのでプレイの幅も狭い

 

◆総評

38/100

シングルで遊ぶ「DEVOUR」や「Pacify」タイプのホラーゲーム。随所に色々なアイデアや創意工夫が見られてコンセプトは面白いが、電球が切れる度にまた同じような棚を探って電球をひたすら集めるゲームになるので、ゲームプレイが少し退屈。まだアーリーアクセスだから今後良くなる可能性もあるが、現時点では完成度もまだまだといったところ。とはいえ値段分ぐらいは遊べるかなという感じなのでPacify的なアイテム収集ホラーが好きな人にはおすすめ。

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