巨大ドラゴンに戦いを挑むRPG「Dragon’s Dogma: Dark Arisen」のレビュー

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Dragon’s Dogma: Dark Arisenのトレイラー動画

Dragon’s Dogma: Dark Arisenってこんなゲーム

概要

・日本のCapcomが開発、2016年1月16日にリリース。

ゲーム内容

あらすじ
グランシス半島にある小さな漁村カサディス。平穏なこの村はドラゴンの急襲を受け壊滅し、村に住む主人公もドラゴンに心臓を食われてあっけなく命を落とす。

「我の元へ来るか 武器を取れ覚者」
謎の声と共に息を吹き返した主人公は「覚者」として目覚め、自分が選ばれた理由を知るため、そして奪われた心臓を取り戻すためにドラゴン討伐の旅に出ることになる。

 

ポーン
主人公のほかにポーン(従者)のキャラメイクをして一緒に冒険に出ることになる。

パーティは最大4人で、主人公とポーンそれからリムと呼ばれる異世界とつながりのある場所に行くと他プレイヤーが作成したポーンを2人まで雇用可能。レベルやジョブを指定して検索すれば理想のポーンがすぐに出てくるので、好きなようにパーティを構築する。

逆に自分のポーンが他プレイヤーに借りられることもあり、しばらくすると知識や経験を積んで帰ってくる。ゲームを起動しなくてもポーンが勝手に成長し、帰ってきたときにどれだけ成長できたか見れるのが嬉しい。知識をつけて帰ってきたポーンを連れて歩くと「覚者様、あそこに○○がありますよ!」「覚者様、○○に気をつけてください」といったように初めて行く場所でもアドバイスをしてくれるようになり、異世界での成長をしっかり感じられる。

他プレイヤーに借りられるにはポーンのスキルと装備、あとは見た目も重要で、ポーンを貸すと一応報酬もあるのでキャラメイクにはより一層力が入る。

 

戦闘
最大6つのスキルをセットして戦うコマンドバトルだが、戦闘アクションにモンハンの要素が取り入れられている。

大型のモンスターには飛び乗って攻撃、小型のモンスターを抱きかかえて味方に攻撃してもらったり部位破壊もあったりと従来のRPGにはない戦い方ができる。

何度も同じ敵を倒しているとポーンが知識をつけ、「弱点は○○です」と教えてくれるようになったり自らも敵の弱点を突いたりと立ち回りが良くなっていき、敵との戦闘がどんどん最適化されていく。

 

ジョブ
基本職にはファイター、ストライダー、メイジのみ。上位にはウォリアー、レンジャー、ソーサラーがあり、更に複数のジョブをマスターしていくとミスティックナイト、アサシン、マジックアーチャーに転職することができる。

どのジョブも魅力的で楽しいが、レベルアップした時のステータスアップが職によって異なり、リセットしてステータスを振り直すみたいな機能はないので、いろんな職をやってしまうと中途半端なステータスになってしまう点に注意。

 

やりこみ要素

まずはDark Arisenで追加された黒呪島。最初の村カサディスから行けるようになった。エンドコンテンツみたいなもので、これが本編だという人もいるくらい奥深いダンジョン探索が楽しめる。

次に宝箱からのトレハン。
宝箱の中身はランダムになっていて、1%ほどの確率でレアな装備品が手に入ることがある。特に終盤に行けるダンジョンの宝箱からは最終装備になり得る代物も出てくるので、運試しにやってみるのもいい。

そしてドラゴン討伐。装備品は3段階まで強化することができるのだが、ドラゴン系の敵を倒すと装備品が突然変異してさらに強力なものになる。ただし、ドラゴンの数は限られているので複数の装備を変異させたい場合は周回プレイが必要になる。

最後は2週目から戦えるウルドラゴン。他プレイヤーが削ったHPをそのまま引き継ぎ戦えるドラゴン。レイドボス的な存在。報酬はしょぼくなってしまうがオフラインで戦うことも可能。

 

総評
83/100

マップは薄っぺらくて見た目に古さは感じるものの斬新なシステムは今でも色褪せない。個人的にはドハマりして400時間以上遊んだゲームでもある。本編だけなら20~30時間でクリアできるが、やり込み要素が豊富でこの手のゲームが好きな人なら自分のように何週でも遊べてしまうと思う。一緒に歩くのが楽しくなる知識の概念を取り入れたポーンの成長システム、モンハンのようなアクション性をうまくコマンドバトルに落としこんでいて戦闘もとても楽しいものになっています。現在開発されている続編にも期待。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・リザードマンの尻尾を切って、サイクロプスの牙を折り、ドラゴンの心臓を刺す、部位破壊もあって戦闘アクションはモンハンを思わせる
・ゴブリン、ハーピー、グリフィン、キメラ、オーガといったファンタジー感溢れる敵
・シングルゲームだけど少しだけ他プレイヤーに干渉できMMOっぽさがある
・100時間以上は遊べるやりこみ要素
・自キャラとポーンの成長システム
・無印と比べるとファストトラベル移動がしやすくなった

微妙だった点

・街が一つしかなくオープンワールドと呼ぶには狭い
・ステータスにリセットがない

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