Portal 2に影響を与えた一人称視点のパズルプラットフォーマー「Tag: The Power of Paint」のレビュー

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Tag: The Power of Paintのトレイラー動画

Tag: The Power of Paintってこんなゲーム

概要

・アメリカのTag Teamが開発、2022年4月19日にリリース。

ゲーム内容

ゲームプレイ
Portal2に影響を与えた一人称視点のパズルプラットフォーマー。

舞台は殺風景なグレー色の都会の街。

ビルの屋上などにあるゴールにたどり着くと次のマップに進み、全9つのマップを完了するとゲームクリアとなる。

ジャンルとしてはプラットフォーマーなのだが、操作キャラはジャンプすることができない。

では、どうやって屋上まで行くのかというと、ペイントガンを使って地表の特性を変え、キャラの動きに影響を与えることで、ビルの上に登ったり、ビルの間を飛び越えて、ゴールを目指せるようになる。

 

ペイントガン
各ステージに配置されている塗料缶を拾うことでスプレーを噴射することができる。
地表に塗った色によって特性が変化。

緑色に染めた地面に触れるとバウンドして高い場所に行けるようになり、さらにその先の壁も緑色に染めると跳ね返ってより高さを稼げる。地面を赤色に染めるとその上で歩く移動スピードアップ、青色は壁を歩くことができる。

色の染め具合や色の選択に失敗した場合は、右クリックで地表についた塗料を消せるので、いつでも簡単にやり直せる。


▼色は組み合わせることで効果アップ。
赤色で加速し、緑色でバウンドするとより遠くまで跳んでいける。


▼マップを完了する手前までくる頃には都会の風景が子供の塗り絵の如くめちゃくちゃになるが、これはこれで味があって良い。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・塗料をばら蒔いて街の色を変えるだけでも楽しい
・パズルは直感的でわかりやすい
・簡単すぎず難しすぎずそれなりの難易度
・無料で遊べる

微妙だった点

・セーブ機能が無い
・音量オプションが無い
・想定されていないところにジャンプするとスタックするバグがある

総括

40分でクリア。

ペイントガンの使い方が直感的で、発想がとても面白いパズルゲームでした。開発者さんのことを調べてわかったのは、本作はPortalの作者と同じ大学の学生7人により制作され、このゲームをきっかけにチーム全員Valveに迎えられた後、Left 4 dead 2やPortal 2の開発に携わったようです。どうやらその前の学生コンクールに出展する際に30分でクリアできるぐらいのボリュームに納める必要があったそうで、短いのはやむを得ない感じです。アイデアは良いですが、出来映えはPortal 2のプロトタイプみたいな感じなので、今なら洗練されていて同じようなゲーム性を持つAperture Tagをやる方が満足度は高いかもしれません。

Portalやパズルゲームが好きな人にはおすすめします。

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