世界を冒険しながら主人公の記憶を取り戻していくFPS「Chaser」のレビュー

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Chaserのトレイラー動画

Chaserってこんなゲーム

概要

・記憶喪失の主人公チェイサーが世界を旅しながら記憶を取り戻していくFPS。
・スロバキアのCauldron開発、2003年8月22日にリリース。

ゲーム内容

あらすじ
火星に人類が移住し始めた2044年。
宇宙ステーション「マジェスティック」は正体不明の武装集団に襲われ、医務室のベッドで横たわる記憶を失った男ジョン・チェイサーは目を覚ます。

自分は何者なのか、なぜ追われているのかわからないまま銃を手に取り、武装集団と戦闘を繰り広げるチェイサー。

武装集団の追っ手を振り切り、ステーションが爆破される寸前で脱出ポットに乗りこんだチェイサーは命からがら地球へと帰還する。

しかし安堵したのもつかの間、地球に向かっている最中にステーション爆破事件の濡れ衣を着せられ反逆火星人テロリストとして指名手配されてしまう。

アメリカの架空都市モンタックに不時着したチェイサーに休む暇などなく、宇宙を股にかけた壮絶な逃亡劇が始まるのだった。

 

ゲームプレイ
Half LifeやDoomなどの名作ゲームや映画「トータルリコール」から影響を受けたオールドスタイルのFPS。

世界中を旅して敵対的な存在と戦闘を繰り広げ、さまざまな人々と協力関係を築きながら己の記憶を取り戻していくといった内容。

 

広大なマップ
エリアはとんでもなく広い。

ストーリーは19章まであり、1章2~3時間かかることもしばしばで、アメリカや日本人街、ロシアや火星といった場所に行きボリューム満点の冒険が楽しめる。それぞれのロケーションの深いところまで探れるので、世界観も存分に味わえる。

ミッションは単純にラン&ガンだけで構成されているわけではなく、狙撃ミッションやステルスミッション、乗り物に乗って戦闘を行うミッション、水中エリアなどもありバリエーションにも富んでいる。

ゲームの流れを止めるようなパズルや謎解きはなくほぼ戦闘にだけ集中できる点も嬉しい。

本作の広大なマップには利点もあれば問題点も数多く存在している。基本的にマップの密度は薄くレベルデザインは優れているとは言い難い。

理由としては、同じような構造が繰り返し使われているため、初めて来た場所でも以前に来たことがあるような既視感に襲われることがよくある。同じ見た目の場所をぐるぐると周り、マップがないので、迷子になりやすい人にとってはフラストレーションを感じるかもしれない。

もう一つは、道がいくつも分岐している点。基本的に当たりの道以外はその先すべて行き止まりになっている。キャラがレベルアップしたり武器を強化するような要素はなく、戦利品のために探索するようなゲームではないので、外れの道を引かされたときはただただ虚無感に苛まれることになる。

 

銃の種類、敵との戦闘

登場する銃はベレッタM12、FAMAS といったミリタリー系のFPSに出てくるようなお馴染みの物が多く、近未来的というよりは現代的で人によっては時代錯誤に感じるかもしれない。

一般的なFPSとは銃の操作が少し異なり、マウスのホイールクリックでリロード、サイトを覗くことはできず、右クリックで暗視スコープやグレネードランチャーに切り替わったり銃によって挙動が変わる。

銃に個性的な性能があるので使っていて非常に楽しいが、敵を倒すのに手榴弾4~5個必要なのに対して、こちらは敵の手榴弾一個でやられてしまう理不尽な面もある。

他の操作としてはCapsLockキーでアドレナリンモード(動きがスローモーションになる)、F6キーでクイックセーブができる。
他のキーを押したままCapsLockキーを押すとキーボードの入力がおかしくなることがあるので心情的にあまり多用したくないが、強力な敵を相手にするときは必須で有用なものになる。

クイックセーブも本作では必須な機能になる。
正面だけでなく後ろや下の階、2階や3階、敵はどこにでも現れ、四方八方から無慈悲に撃たれることが少なくないため、ドアを開く前、角を曲がる前、開けた場所に出る前では自然とクイックセーブするようになる。障害物にはまってスタックすることも多いのでこまめにクイックセーブしておこう。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・一本道のクラシックなFPS
・個性的な銃の性能
・ミッションの種類が多い
・セール時には100円で買える、長く遊べてコスパが良い
・日本語対応

微妙だった点

・マップは広いが密度は薄い
・操作性(ジャンプ中にしゃがんで大ジャンプするなど操作が特殊)

総括

広すぎるマップをどう捉えるかによって評価が分かれそうなゲーム。個人的には広すぎてたださまようだけの時間が長く、行き止まりに時間が吸われてしまうのがちょっと微妙でした。戦闘自体は場面によって銃を使い分けることで有利に戦える戦術性、敵は固くなくヘッドショットの爽快感もあり面白いです。敵を倒したときのやられっぷりの良さも本作の魅力だと思います。

マップが広く近未来の世界観に浸れるゲーム、オールドスタイルのFPSが好きな人にはおすすめします。

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