汚染された島を綺麗にして動物を保護するFPS「Island Saver」のレビュー

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Island Saverのトレイラー動画

Island Saverってこんなゲーム

概要

・ゴミを拾って島の動物を助けるFPS
・イギリスのStormcloud Games Limitedが開発、2020年5月13日にリリース。

ゲーム内容

ゲームプレイ

汚染された島を綺麗にして動物を保護するFPS。

ゲームの目的はプラスチックのゴミで汚染された各島に行き、ゴミを吸いとる銃「トラッシュ・ブラスター」を使って環境を破壊している原因を取り除き美しい島を取り戻すこと。

現在は5つの島があり、2つはDLC、3つは無料で遊ぶことができる。

 

トラッシュブラスター

主人公は物を持つことができない代わりに手に装着している銃で、物を吸い込んだり撃ったりすることができる。

吸い込んだものは画面下のアイテムスロットに入り、撃つときは撃ちたいアイテムのスロットに切り替える。

トラッシュブラスターの操作がメインとなるので、この吸い込みと射撃をうまく使いこなし島を綺麗にしていこう。

 

コインの稼ぎかた

他のゾーンに行くためのゲートの開放、動物の帽子や種の購入、先に進むにはとにかくコインが大量に必要になってくる。


一番簡単なコインの稼ぎかたはポイ捨てされたペットボトルを集めること。

やり方はペットボトルの前に立ちトラッシュブラスターで掃除機のように吸い取るだけ。集めたペットボトルをリサイクルボックスに入れるとコインに変えてくれる。

ペットボトルを集め汚染されたエリアを水で浄化するとそこで植物が育つようになり、新鮮なエサを求めて動物たちが島に還ってくる。

そして、動物たちにエサを食べさせると動物たちは満足しコインを大量に獲得。

こんな感じでペットボトル集めから始まり、動物たちが健康的に生きられる環境を作ることでコインがもらえ、同時に島を綺麗にする目標まで達成できる仕組みになっている。

 

リアルに近いお金の流れ

面白い点はこうして貯めたコインを銀行に預けられるというところ。預けたコインには利子がつき預けただけでコインが自然と増えていく。

イギリスのナショナル・ウエストミンスター銀行が開発に携わっているということもあって、銀行側の視点から銀行にお金を預ける大切さを教えてくれる。

税金やローンといったシステムもある。

10コイン稼ぐと1コインが税金として取られていくし、お金を借りると利子をつけて返さなければならない。

個人的に良いなと思ったのは、取られた税金が地域を良くするために使われている(リサイクルボックスの入れ替えなど)ところまでしっかりと描かれている点。

単純にお金が減って損したと感じさせられるのではなく、回り回って納税者にも恩恵があることまで教えてくれるのは良いメッセージだと感じた。

 

戦闘


一応戦闘もあり。

時々現れるリトルバグがコインを盗もうとしてくるのでそれを阻止する。
水をかけて倒すだけなので戦闘要素は薄い。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・カラフルで明るい雰囲気
・動物たちがかわいい(色を変えたり帽子をあげられる)
・リアルなお金の仕組み
・自然とお金の大切さを教えてくれる
・無料で遊べる

微妙だった点

・日本語非対応
・一直線で自由度は低い
・新しいゾーンに行っても同じことの繰り返しになることがある

総括

6時間遊んでみたインプレッション。

ゴミを集めて動物を助けるFPS。
内容は子供に向けた教育的なもので、動物のことだけでなく言葉では説明しにくい銀行や金融の仕組みをわかりやすく教えてくれます。借金や為替や高利貸しなど・・・そこまで掘り下げるのかと思うほどお金について細かく作られており、個人的にはかなり面白かったです。無料で遊べるゲームの中では完成度が高く仕事や忙しいゲームに疲れた人にはうってつけの作品だと思います。

子供向けのゲームを探している人や無料で遊べるカジュアルゲームがやりたい人にはおすすめします。

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