子どもたちが集まる呪われた神社の謎を解き明かす和風ホラーゲーム「四ツ目神 -再会-」のレビュー

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四ツ目神 -再会-のトレイラー動画

四ツ目神 -再会-ってこんなゲーム

概要

・とある神社の謎を解き明かす和風ホラーゲーム
・2016年にスマートフォン向けに配信された四ツ目神のリメイク作品
・日本のSeec.incが開発、2022年2月16日にリリース

ゲーム内容

「四ツ目神 -再会-」は日本の神社を舞台にしたホラーゲームです。

あらすじ

主人公の佐原真依は周囲の人には見えないものが見える霊感が強い女の子。

とある事情で父の実家がある四津村に帰省することになり、到着した真依は旅の疲れからかすぐさま眠りにつく。奇妙な夢から覚めるとあったはずの実家はそこになく、不思議な子供たちが集まる四ツ目神社に迷い込んでしまう。

真依は子供たちと共に奇妙な神社で元の世界に帰るための方法を探すことに。

ゲームプレイ

ゲームは四ツ目神社の住人と会話をして物語が進むADVパートと主人公の佐原真依を操作して神社を探索するパートに分かれており、探索では最後に謎を解くと物語が進行。

探索はカーソルを気になる場所に合わせて調べるポイント&クリックタイプ。鳥居や楼門、本殿といった神社の中の場所を自由に移動し、キーアイテムを探したり謎解きのヒントとなるものを見つけます。

また、アイテムの中には組み合わせることで本来の姿になる物もあり、いろいろ試して手がかりを探すのが面白い。

謎解きは比較的簡単な方。それなりに難しいものもあるけれど、ヒント機能があるので謎解きが苦手な人でも安心。

謎解きで個人的に面白いと思ったのは日本の物や風習を取り入れているところで、例えば神社を参拝する前に身を清めるために行う作法がそのまま謎解きになっていたりする。

日本の神話や風土が密接に絡む設定がしっかりしていて、日本の神社が忠実に再現されているところが嬉しい。

エンディング

主人公の会話や行動でルートが分岐し、エンディングは全部で12個あり。いつでも過去の章に戻りエンディングの回収が可能。

経験上この手法のゲームはたいてい後半バッドエンディングを回収しまくる繰り返しプレイになりがちだが、本作はノーマルエンド~ハッピーエンドがほとんどなのが個人的に良かった。

しかも、ハッピーエンドでは曲がエンドごとに違うものが使われていてどれも良い。さらにその後にオープニングの背景までエンディングによって変わる、といった凝った作りになっている。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・感動的なストーリー
・日本の風習を取り入れた設定や謎解き
・難しい設定や単語はゲーム内の男の子イミゴ君が教えてくれるので話がわかりやすい
・キャラがアニメのようによく動く
・ヒント機能のおかげで謎解きがさくさく
・フルボイス
・CGや特別編や短編集など本編以外のコンテンツも充実している

微妙だった点

・画面の背景に「MENU」と大きく表示されて違和感あり、ゲームの没入感が削がれる
・スマホを重視した操作性(ログをすぐに確認できない、メニュー画面を開くのにいちいち手間がかかる)
・手動のセーブ機能が無い、章の途中で止めても章の始めからやり直しになる
・終盤は同じ場面の繰り返しになるところがある
・ホラー演出が全然怖くない

総括

6時間で全エンディング、サブコンテンツをクリア。

背景の絵が綺麗で音楽のクオリティがとても高く、おまけ要素が充実しているのでプレイ時間以上のボリュームを感じました。話もよくできていて引き込まれます。
忌み子(望まれずに生まれた子供)がテーマとなっているため、シリアス一辺倒の重苦しい感じになるかと思いきや意外にも感動系です。ストーリーは昔の良い風習と悪い風習どちらも描かれているところが印象的で、現代の視点からだと異常に感じることでもそこには時代的な背景が理由としてあったりして考えさせられる内容になっています。

日本の伝承や風習を基にしたゲーム、あまり怖くないホラーゲームがやりたい人にはおすすめします。

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