とある一家を襲った悲劇の謎を解き明かすアドベンチャーゲーム「Rusty Lake: Roots」のレビュー

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Rusty Lake: Rootsのトレイラー動画

Rusty Lake: Rootsってこんなゲーム

概要

・ヴァンダーブーム家を襲った悲劇の謎を解き明かすポイント&クリックゲーム。
・オランダに拠点を置くRusty Lakeが開発、2016年10月20日にリリース。

あらすじ


主人公は普通の青年ジェームズ・ヴァンダーブーム。祖父の家を相続し、祖父が遺した不思議な種を庭に植えたことをきっかけに人生が思いもよらない方向に変わってしまう。

ゲーム内容

Rusty Lake: Rootsは謎を解いたり物を調べるポイント&クリックのゲームで、画面の作りやUIが脱出ゲーム風なところが特徴的です。

ゲーム画面右にはインベントリ欄があり、そこからアイテムを取り出して適切な場所で使うと物語が進行。

ポイント&クリック以外にも、絵を描いたり、銅像や骨を組み立てたりと多くの謎解きが用意されています。

ヴァンダーブーム家をめぐる壮大なストーリー

恋人との出会い、結婚、出産、幸せな人生を過ごしやがて死んでいくジェームス。

しかし、ストーリーはここで終わらず、彼の子供たちや孫たちの代まで続きます。

海外ドラマのような群像劇となっていて、ステージごとに主人公が変わり、一家に起こった出来事を断片的に追っていくことになります。

ゲームの操作

マウスで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・シンプルな謎解きゲーム
・Rasty Lake作品の中では一番ボリュームがあり、5~8時間ぐらいは遊べる
・ミステリアスでダークな雰囲気
・マウスのみの簡単操作
・日本語対応

微妙だった点

・ストーリーは難解
・次に何をするかの導線が弱い

総括

8時間でクリア。

個人的にすごく好きなゲームで、Rusty Lakeシリーズに興味を持っている人に最初に触れてほしい作品。制作チームである「Rusty Lake」が出している作品は話がすべて繋がっているため、その起源にあたる本作をやっておくと他の作品の話も理解しやすいかなと思います。
謎解きゲームとしては何が起こるか予測不可能なところが魅力的で、常にワクワクさせてくれます。一方で、謎解きの導線は薄いので次にどうしたらいいかわかりにくいところがあり、どうしても手当たり次第にクリックしたり適当にアイテムを使ったりしがちになります。正解が読めないのでThe Roomなどのロジックがしっかりしたゲームと比べると解いた後の納得感はいまいち。ストーリーについては1作ではわかりずらいですが、シリーズを通してみると超大作。これから起こるさまざまな悲劇の事件の元凶が今作で描かれているので、そこに注目してやってみてほしいです。

謎解きゲーム、脱出ゲームが好きな人にはおすすめします。

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