家に取り憑いた悪魔を追い払う選択式ホラーアドベンチャーゲーム「Night Book」のレビュー

4

Night Bookのトレイラー動画

Night Bookってこんなゲーム

概要

・イギリスの家屋と太平洋の島が舞台の実写ホラーゲーム。
・イギリスに拠点を置くGood Gate Mediaが開発、2021年7月27日にリリース。

あらすじ


主人公はイギリスに住むロラリンという女性。

妊娠中の身でありながら、アパートでオンライン通訳の夜勤をして、昼は精神が不安定な父親の介護もこなしている。


婚約者はアジア系の男性ピアース。

彼は企業を通じて、北太平洋の青い海が広がり地上の楽園とも称されるル・プス島の開発に取り組んでいる。スキューバダイビング、スパ、ホテルと観光客を呼び込むために、島の工事はこれまで順調に進められてきた。

しかし、地元の原住民の警告を無視し続けた結果、島に宿る精霊たちの怒りを買うこととなり、さらに不幸にも精霊たちの呪いは、なんの落ち度もないロラリンに降りかかってしまう。

ゲーム内容

本作は全編フルモーションビデオとなっており、映画を見るのと同じように楽しめる作品に仕上がっています。

プレイヤーが操作したり干渉できる部分は少ないですが、ロラリンが迷ったときに2つの選択肢が提示され、どちらかを選択するかによって物語が分岐していきます。

エンディングは全15。
1周40分ぐらいでクリアできます。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・テレワーク、ビデオ通話など設定がリアルと重なり親近感が湧く
・役者さんたちによる迫真の演技
・1週1時間以内でクリアできる
・既読スキップ機能があり、2週目以降はさくさく
・エンディングが多く繰り返し遊べる
・日本語対応

微妙だった点

・ホラゲーのわりにスリルが薄い
・選択肢が「愛のムチ」など抽象的
・字幕が消えるのが早く、過去ログも見れない
・クリックだけで一時停止したりドキュメントを確認する機能が無い

総括

1時間半プレイして2回クリア。

役者さんの演技は素晴らしいですが、それぞれ個別に撮影されたものということもあり、ホラー展開で差し迫ってくる感じがあまりしなかったのは残念でした。画面のノイズや安っぽい演出が多用されていて、肝である実写の良さを活かせていない感じで、ゲーム自体は映画のようにストーリーを見守る風にはなっていますが、字幕が早く選択肢が消えるのも早い(これは設定で変更可)ので、じっくり見るのとは異なり結構神経を使います。役者さんの演技と序盤の展開は惹きつけられるものがあるので短い実写ホラーゲームがやりたい人にはおすすめします。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です