いわくつきの水族館で行方不明の妹を探すホラーノベルゲーム「Sound of Drop」のレビュー

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Sound of Drop – fall into poison -のトレイラー動画

Sound of Drop – fall into poison -ってこんなゲーム

概要

・水族館が舞台のホラーノベルゲーム。
・日本のaiueoKompanyが開発、2015年10月31日にリリース。

あらすじ

主人公は中学3年生の中延真弓。

真弓の住む都内の満天市の中心地には飲食店や雑貨店が入った商業ビルが佇んでおり、その一角にある満天水族館で「霊が出る」「水槽の血が赤くなる」「水槽の裏からうめき声が聞こえる」などの噂が小中学生の間で広まっていました。そんな噂を耳にした親友の多摩川姫乃に誘われ、2人は噂の真偽を確かめるために満天水族館に行くことになります。

しかし、真弓にとってその水族館は幼い頃に妹が迷子のまま行方不明になってしまった因縁の場所となっていて、真弓は姫乃を置いて現実か幻想かもわからない妹の姿を追って普通ではない世界に入り込んでしまいます。

ゲーム内容


本作はノベルゲームなので文章を読むのがメインのゲームになります。

字幕のみでボイスはありません。会話中の選択肢でルートが分岐し、ほとんどの場合メインルートに進むかBADENDに直行するかの2択になります。

TRUEENDは全4つ。

BADENDは27もあり、BADENDになったときはちょっとしたかわいいイラストを見ることができます。

登場人物


▼左が中延 真弓
本作の主人公。おとなしくて内向的な性格。
姫乃の忠告を無視して行方不明の妹を見つけるために水族館の奥まで行ってしまう。

▼右が多摩川 姫乃
真弓の唯一の友達。
明るくて容姿端麗でクラスの人気者。暗い性格の真弓はなぜ姫乃が自分と友達でいてくれるのか不思議に感じている。


▼日吉 憲二
お土産屋で働くバイトの青年。
水族館の前で真弓をナンパするほど軽い性格だが、真弓を助ける勇敢な一面も。


▼謎の少女
真弓らと同じく何らかの目的をもって水族館にやってきたらしい謎の少女。水族館で遭遇するが冷たくあしらわれる。


▼鷺沼 理恵子
満天水族館の職員。
水族館のことだけでなく感染症や寄生虫のことについてもやたらと詳しい大人の女性。

ゲームの操作

マウスで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・水族館ホラーという珍しいテーマ
・主人公の真弓の成長物語
・登場人物の数は少ないけれど、全キャラの深掘りがしっかりされている
・百合要素もあり
・BADENDのイラストがかわいい

微妙だった点

・意味のないBADEND、同じようなBADENDが多い
・BADEND後は選択肢からではなくセーブポイントからのやり直しになるためこまめなセーブが必要
・背景が明るいシーンでは文字が少し見づらく感じることがある
・グロ描写が多いので苦手な人にはきついかも

Sound of Drop – fall into poison -をプレイした感想まとめ

5時間で3つのエンディングクリア。

水族館が舞台のホラーノベルです。水族館というとかわいい海獣に触れたり珍しい魚がたくさん見れる楽しいイメージがある一方で、照明は薄暗く舞台の裏には何があるのか客側には全くわからない闇の一面もあるように思えます。本作は水族館の裏側ではもしかしたらこんなことが起こっているかも・・・とリアルに考えるとゾクッとできるような作品でした。前半はBADENDが多く命が軽い扱いなので恐怖心がちょっと削がれてしまいますが、オカルト色が強いものの設定に説得力があり、謎が解明されていく後半は楽しく読むことができます。ただの友達だった2人が水族館で死線をかいくぐっていくうちに厚い信頼関係が築かれていく百合っぽい展開と、内向的な性格だった真弓がいざというときに大胆な行動に出て人々を助けて成長していく場面も見所です。ホラー部分はそこまで怖くなくストーリーがしっかりあるホラーノベルが好きな人にはおすすめします。

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