武器とカードを拾って地下の闘技場を勝ち進むデッキ構築型ローグライク「Alina of the Arena」のレビュー

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Alina of the Arenaのトレイラー動画

Alina of the Arenaってこんなゲーム

概要

・武器とカードを拾って闘技場を勝ち進むデッキ構築型ローグライク。
・台湾に拠点を置くPINIXが開発、2022年1月19日にリリース。

マップ


マップはルートが3つあり、最下段から始まりさまざまな部屋を訪れて上を目指す形。

部屋にはFight、Elite、Shop、Event、Mediateがあり、FightとEliteに入ると戦闘、Mediateはカードの生成と削除、カードの色の変更などができます。

一度入った部屋は消滅しますが、他のルートに行けなくなるようなことはないので最終的にすべての部屋に入ることができます。

戦闘(FightとElite)に入って5回勝つことでいつでもチャンピオンボスに挑むことができ、倒すと一面クリアになります。

戦闘

戦闘はアリーナ部屋になっていて、周りの観客に見届けられながら敵と戦います。

豪快に敵を倒して観客を喜ばすとアイテムを投げ入れたりしてくれますが、逃げ惑ってばかりいるとブーイングされたりします。

各ターンの始めにデッキのカードと共に1マスだけ移動できるカードが配られ、移動するかどうかを決定します。最初に移動しないとこのカードは消滅するため、移動→攻撃ならできますが攻撃→移動はできません。

基本的な戦い方はSlay the Spireと同様でアタックカードやブロックカードなどデッキに入っているカードを駆使して戦います。1ターンに与えられるエナジーは3つで、このエナジーを消費してカードを使用します。

ほかにこのゲーム独自の戦闘システムとしては

・地面に落ちているアイテムを使ったり装備することができる。
・主人公アレナのブロックはターン終了時に消滅するが敵のブロックは消滅しない。その代わりブロックを破壊するとスタンする。
・敵をノックバックしたときに壁や他の敵に当たるとスタンする。

といった点があり、これらを活用することで戦闘を有利に進めることができます。

装備


戦闘に勝利するとカードのほかに、装備品(武器、盾、アクセサリー)やアイテム(ポーション、トラップ)を獲得します。

武器と盾は左手と右手に装備することができ、左手の装備は赤色、右手の装備は青色のカードに効果を与えます。

アクセサリーは持っているだけで効果があるSlay the Spireのレリックみたいなもので、最初は1つしか持てないですが、周回してスロットをアンロックすることで複数持つことができるようになります。

ゲームの操作

マウスで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・デッキ構築に加えて装備や移動など考えさせられるところが多く攻略が楽しい
・シンプルすぎず複雑すぎないちょうど良いバランス
・カードやアクセサリースロットがアンロックされていくので周回する度に変化あり
・本作でしか作れない独特なデッキを作ることもできるしSlay the Spireの定番デッキに近いものも作れる
・マウスだけの簡単操作

微妙だった点

・デッキ構築型ローグライクの中では戦闘時間が少し長め、特にボス戦
・クリアを考えると武器やカードをほとんどピックできなくなる
・移動できるカードがもっと欲しい
・日本語非対応

Alina of the Arenaをプレイした感想まとめ

6時間でルーキークリア。

早期アクセスのゲームですがシステムはすでに完成されていて日本語対応の予定もあり、今後が楽しみでしかない良作ゲームです。移動があるというのが遊ぶ前の懸念材料でテンポが良くないんじゃないかと不安だったんですが、しっかりとこれがプラス要素になっています。移動があることで敵の動きを読みながらアレスを動かすという詰み将棋的な遊び方ができ、デッキのカードだけでなく落ちているものを拾ったりいろいろ工夫して戦えるのが楽しいです。日本語は今のところ無く簡単な説明文とはいえ何十枚ものカードとなってくると読むのが結構大変でした。日本語対応の話もあるらしいので対応を待ってから買う方が良いかもしれません。ゲーム自体はなかなか面白いのでデッキ構築型ローグライクが好きな人にはおすすめします。

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