ベビーシッターとなって謎めいた家を調査する一人称視点のホラーゲーム「BLINK: The Last Night」のレビュー

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BLINK: The Last Nightのトレイラー動画

BLINK: The Last Nightってこんなゲーム

概要

・ベビーシッターとなって謎めいた家を調査するホラーゲーム。
・アメリカのフロリダ州に拠点を置くAbandoned House Studiosが開発、2022年1月4日にリリース。

あらすじ

主人公はとある女性ベビーシッター。地元の精神科医の娘リリー・ヴィダを見守る役を引き受けた主人公はヴィダ家で1日を過ごすことになるが、その夜に何者かがリリーを連れ去ろうとしたことから家の様子が不吉に変化していくことに。

ゲーム内容


プレイヤーは一人称視点でベビーシッターを操作して家の中や庭を探索します。

子供の世話役として仕事を受けているのでリリーに会っておきたいところですが、リリーは部屋に閉じ籠っているので会うことはできません。

家にはいくつか調べられるアイテムがあり、カセットテープなどのキーアイテムを見つけて適切な場所で使用すると物語が進行。ぬいぐるみや一部のメモは収集要素となっていて、すべて集めるとストーリーやエンディングに変化があるかもしれません。

家でフラグを回収すると製薬会社や精神病の施設のような場所に画面転換して回想シーンに入ります。ここでも同じように探索。

回想シーンが終わると最初に依頼主ヴィダからの電話で起こされる場面に戻ります。

本作はこんな感じで家の探索→回想シーンを繰り返すループ物のホラーゲームとなっていて、ただループするだけでなく、ループする度に主人公の声がなくなる、鍵のかかった部屋に入れるようになるといった変化があります。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・謎が多くて考察が楽しいホラーゲーム
・ベタだけど脅かし要素もあり
・探索範囲が狭く詰まるところがない
・短時間でクリアできる(1時間)

微妙だった点

・謎が明かされないまま終わる
・全体的に暗くフラッシュライトなど画面を明るく照らしてくれるアイテム等がない
・日本語非対応

BLINK: The Last Nightをプレイした感想まとめ

1時間でクリア。

現在は4章あるうちの1章しか配信されておらずボリュームは少ないのは残念ですが、学校でのリリーの奇行、復讐に燃える侵入者、ヴィダ家の秘密など興味深い謎が多くあり、メモから読み取れるリリーのことや精神病についての内容も考察できる点があって面白いです。グラフィックも綺麗で使い回されたアセットを使用していないので家の探索も新鮮。ただ、画面のパフォーマンスがあまり良くなく動かしたときにラグっぽく前の映像が残る感じがちょっと気持ち悪くて酔いそうになります。酔いやすい人や暗い画面が苦手な人には厳しいゲームかもしれません。2人で作られたゲームだそうなので開発スピードが気になるところですが、完成度はそこそこ高いので続編にも期待。サクッとクリアできるホラーゲームがやりたい人にはおすすめします。

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