東京に突如として現れた巨大ダンジョンを攻略するDRPG「Undernauts: Labyrinth of Yomi」のレビュー

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Undernauts: Labyrinth of Yomiのトレイラー動画

Undernauts: Labyrinth of Yomiってこんなゲーム

概要

・東京に現れたダンジョンを攻略するDRPG。
・邦題は「黄泉ヲ裂ク華」。
・日本のEXPERIENCEが開発、2021年11月5日にリリース。

ゲーム内容

「Undernauts: Labyrinth of Yomi」は東京に突如として現れた巨大ダンジョンを攻略するDRPGです。

舞台は1979年の東京。数十年前、突如現れた巨大構造体「黄泉」は次代のエネルギー資源を人類にもたらしていました。プレイヤーは黄泉を探索して危険な生物を退治する地下探行士(アンダーノーツ)を操作し、トラブルによって閉じ込められた迷宮からの脱出を目指します。

探行士を雇ってパーティーを編成

パーティーは前衛3人、後衛3人の6人編成。

主人公以外の探行士はキャンプで雇うことができ、キャラの見た目と名前を決めて経歴や職種を選びます。キャラの能力や職能(スキル)は経歴や職種によって決められていて、あとから転職して変えることができます。

職種は世界観に合わせて○○工と表記されているのが最初はわかりづらいのでざっくり言ってしまうと戦士、ナイト、武道家、魔法使い、ヒーラー、アーチャー、侍、忍者の8種。

パーティーを守る盾役のナイト、回復できる(蘇生はできない)ヒーラーは必須級。戦士や侍は高火力、魔法使いは全体攻撃魔法や使える補助魔法を覚えるのが終盤なので晩成型、戦闘中に乱された隊列をシステム的に直すことができないので、隊列を守ってくれるアーチャーなんかも便利です。

こんな感じで役割が異なる職種の探行士を雇って自由にパーティーを編成します。

黄泉の花を使ったマップ探索

マップの探索では「黄泉の花」を使ってダンジョンの構造を変化させる要素があり、扉を作って隠し部屋を見つけたりハシゴをかけて上の階に行ったりカケハシで対岸に渡ったりして未開の地を切り開いていきます。

敵との遭遇はシンボルエンカウントとランダムエンカウント(低確率)。

赤シンボルの敵を倒すと装備品などの宝が手に入り、紫シンボルの敵を倒すとその周辺が明るくなり奇襲を受けることがなくなります。このため新しいエリアに入ったら早めに紫シンボルは倒したいところ、逆に緑シンボルの敵はランダムエンカウントの敵同様に倒してもメリットがほとんど無いので黄泉の花を使って消した方が効率良くマップ探索ができます。

黄泉族との戦闘

エンカウントすると黄泉に巣食う異形の怪物と戦います。

戦闘はターン制のコマンド式のバトル。ターンの開始時にスイッチブーストを使用することでそのターンの味方を強化、「超電」はスキル強化に加えて消費MPを0に、「耐電」は防御力が上がり、「神電」は素早さが上がってトドメを刺すと戦利品が倍になります。一度使ったブーストは充電することで再使用が可能になり、長期戦になるボス戦ではどこでどのブーストを使うかタイミングが勝利の鍵になってきます。

赤シンボルの敵を倒すとこんな感じで装備品が手に入ります。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・ブーストによって雑魚戦でもMP消費を気にせず全力で戦える
・職能や上位職の分岐により個性的なキャラが作れる
・ファストトラベル地点を自分で建てられたり一度通った場所は自動移動が可能になるので移動が楽
・赤シンボルを使った装備品稼ぎが面白い

微妙だった点

・NPCが普通の雑魚敵だったりボスが次のダンジョンの雑魚として現れたりキャラの使い回しがひどい
・蘇生魔法や蘇生アイテムがなく、誰かがやられるとキャンプまで戻らざるをえないのが面倒

Undernauts: Labyrinth of Yomiをプレイした感想まとめ

58時間でクリア。

戦闘の高速化や自動移動などのおかげでストレスフリーで遊びやすく、ダンジョン探索では後々のボス戦のことを考えてMPをあまり使わないように抑えて戦うといったことがなく出し惜しみせずに戦える点、赤シンボルの敵とファストトラベルを作って楽々稼ぎができる点、どちらも本作独自のシステムが活かされていてそれがとても良かった。じっくりとDRPGを楽しみたいという人にはおすすめします。

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