屋敷の中を探索する一人称視点のホラーゲーム「Slit Mouthed – 口裂け女」のレビュー

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Slit Mouthed – 口裂け女のトレイラー動画

Slit Mouthed – 口裂け女ってこんなゲーム

概要

・屋敷の中を探索する一人称視点のホラーゲーム。
・日本の有名な都市伝説「口裂け女」が題材。
・ギリシャに拠点を置くNyxtalesが開発、2021年12月12日にリリース。

ゲーム内容

「口裂け女」は一人称視点のホラーゲームです。

主人公は警備員の男性。都市伝説に詳しい日本の有名な作家が遺体となって発見された事件後の屋敷で、未発表の本がファンに荒らされないよう屋敷内を巡回するうちに主人公もまた怪事件に巻き込まれていくという物語。

操作は歩きと懐中電灯のON/OFFと物を調べることぐらいです。

屋敷を回ってキーアイテムを探し、メモなどから被害者の生前の記録などを読み解くことになります。移動はかなり遅いですが、中盤あたりからはダッシュが可能。

タイトルにあるように口裂け女も当然出てきます。

耳まで裂けた口、私キレイ?と訊ねてくるところなどベースは都市伝説「口裂け女」そのものですが、それ以外はいろいろと手が加わった完全なオリジナルストーリーとなっています。

エンディングは3つあり、終盤の選択や行動で分岐します。ボリュームは1週で1時間ほど。クリア後も続きから始められるので、2時間もあればすべてのエンディングが見れます。


▼口裂け女に追いかけられることや戦闘などの要素もあり。戦闘といってもスペースキーを連打するだけなので簡単。攻撃を受けた後は拾った注射器で回復することができます。


▼メモから犯人を推理、絵をヒントに人形の配置を変える謎解き要素もあります。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・口裂け女の見た目は怖くて良い感じ
・探索、戦闘、謎解きと退屈しないゲームプレイ
・迫真の演技とカタコトの日本語にどうしても笑ってしまう
・日本語対応で音声も日本語

微妙だった点

・音量のバランスがおかしい
・頻繁に使う戻るボタンがEscキーで操作が少しやりづらい
・口裂け女が口づけ女と表記されたり、屋敷に口裂け女、口裂け女の夫が武将など設定がいろいろ間違っている感じがする
・手に入れたアイテムが消える、収集品との境が曖昧

Slit Mouthed – 口裂け女をプレイした感想まとめ

2時間プレイしてみたインプレッション。

よくある探索型のホラーゲームのうちの一つという感じで、音量のバランスや操作性の悪さなど含めて出来があんまり良くないです。1人で作られているということでその割にグラフィックなんかは綺麗に作られていると思うんですが、口裂け女を題材にするならもうちょっと設定を詰めて欲しかったところ。中身は普通のホラゲーなので口裂け女ならではの怖さがイマイチ感じられませんでした。音声が日本語でわかりやすいのと探索と謎解きが秀逸とは言えないけれどそこそこ面白いのが良かった点です。都市伝説や日本を舞台にしたホラーゲームが好きな人にはオススメします。

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