魔法の力を借りて悪魔のいるダンジョンに挑むローグライクFPS「Into the Pit」のレビュー

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Into the Pitのトレイラー動画

Into the Pitってこんなゲーム

概要

・魔法の力を借りて悪魔のいるダンジョンに挑むローグライクFPS。
・イギリスに拠点を置くNullpointer Gamesが開発、2021年10月20日にリリース。

ゲーム内容

「Into the pit」は魔法の力を借りて悪魔たちと戦いを繰り広げるオールドスタイルのFPSです。主人公は神秘の知識を追い求める一族の一人で、連絡が途絶えた従姉を探してとある荒れ果てた集落にやってきます。

集落では数日前の大きな地震と共に「Pit」が発生し、村長と45人の村人がPitに飲まれて消息不明に。従姉のルリディアもその中ににいるかもしれないと考えた主人公は危険を顧みずPitの中へと入っていく・・・というあらすじ。

ここからが本作の本編。

Pitの正体は悪魔が蔓延るさまざまなダンジョンと通じるポータルになっていて、主人公は神秘と魔法の力を駆使して悪魔たちと戦うことになります。どのダンジョンに入るか最初に選ぶことができ、1つのダンジョンにつき3人の村人を救出することができます。

村人を助けることで村の工房やショップを利用できるようになり、どんどん冒険が楽になっていきます。

ダンジョンに入った後は使用する魔法を選択。

魔法は左手と右手に宿い、2つの魔法を唱えて攻撃します。魔法のタイプは散弾を撃ち込む近距離魔法のショットガン、範囲攻撃のボム、長射程のキャノンなどなど10種類ほどあります。

倒したあとに爆発する敵がいるのと回復がきついので最初は遠距離タイプの魔法がおすすめです。ここで選んだ魔法はダンジョンを出るまでずっと使うことになるので、慎重に選びましょう。

次は部屋選び。

部屋の前には2つの扉があり、部屋の中では入った扉の色と同じエレメンタル・モートが手に入ります。赤色の血のモートを集めるとHPが無くなったときにチートデスというアビリティが発動して蘇り、ゴールドや炎のモートは村に戻っても失われず買い物をするときの通貨になり、運のモートが多いとレア度の高いアップグレードが手に入る確率が上がります。

このように部屋選びはかなり重要です。今の環境に必要なモートから部屋を選ぶのが無難です。

部屋に入ると戦闘開始。

デフォルトの移動がダッシュなのでスピーディーに敵を倒すのが爽快です。逆に時間制限や無限沸きはないのでじっくり攻略することもできます。悪魔は鳴き声や足音が違うため音をよく聞き、角待ちの敵に注意して進みます。

目標は部屋内にある1~4つキーストーンの破壊。部屋のクリア後はランダムで魔法のアップグレードや新たなパワーを3つ提示され、そのうちの1つを選んでキャラを強化します。

ダンジョンの構造は1フロアに4部屋あり、それを4フロア繰り返し最後にボス戦となります。つまり16ステージ+ボス戦で1つのダンジョン攻略完了となります。16と聞くと多く感じられるかもしれませんが、1部屋1~3分ぐらいなので意外とあっさり終わります。

ゲームの操作

ゲームコントローラー・マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・移動が早くて戦闘がスタイリッシュ
・自分好みのキャラ・魔法を強化していくビルド要素
・リニューアルのモートでアップグレードの内容を変えることができ、ローグライクの運の要素を削り落とせる
・1ステージ1~3分とテンポが早い
・FPS視点だけれど音により後ろや横の状況がわかる
・日本語対応

微妙だった点

・ボス戦がどれも同じやり方で倒せてしまう
・ダンジョンの数は5つほどあるけれどどれも代わり映えしない
・デフォルト設定だと画面が暗すぎて敵が見づらい
・ラスボスが弱すぎる(村人を全員救ってからラスボスを倒すなど真エンド展開があるかも)

Into the Pitをプレイした感想まとめ

Xbox Game Passでプレイ。10時間ほどでクリア。

Steamの有名どころだとZigguratみたいなローグライクFPSです。ダークファンタジーな雰囲気と不気味な音により緊張感があり、魔法が多様で戦闘は面白いです。強化要素はあっさりしていてすぐに村でやることが無くなり長くは遊べませんが、10時間ぐらいは遊べるボリュームになっています。難易度はたまに敵の配置がきついステージがあるぐらいで難しくはないです。戦闘自体は面白いので爽快感があるローグライクFPSが好きな人にはオススメします。

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