太平洋の忘れ去られた大陸で奇妙な体験をするホラーノベル「Dagon」のレビュー

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Dagonのトレイラー動画

Dagonってこんなゲーム

概要

・太平洋の忘れ去られた大陸で奇妙な体験をするホラーノベル。
・クトゥルフ神話の始祖ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが1917年に執筆した短編小説をゲーム化。
・ポーランドに拠点を置くBit Golemが開発、2021年9月24日にリリースされたフリーゲーム。

ゲーム内容

主人公はモルヒネ中毒者で、過度のストレスとある恐怖を克服できず、今夜この世から消えようとしている男性。

なぜ彼は死のうとしているのか、彼が見た出来事は現実なのかそれともモルヒネによる幻覚なのか、プレイヤーは主人公が最後に書き記すものを読み解き、彼の過去の一端を追体験することになります。

主人公はとある商船で働いている船員でした。

第一次世界大戦中、ドイツ海軍に捕らえられてしまった彼はボートで逃げ出し、太平洋上を何日も漂い、そして、そこで天地がひっくり返ったような超常現象に遭遇します。

操作はマウスかコントローラー。コントローラーの場合は振動機能でより怖い体験ができます。

プレイヤーができることはクリックをして物語を進めること、あとは周りをぐるっと見渡すことができます。

周りを見渡したときにトリビアという収集物を見つけることがあります。

物語に影響をきたすことは無いですが、ラブクラフトの設定や世界観をわかりやすく説明されているのでこれを読むことで本作をより深く楽しめるものになっています。

ゲームの操作

マウスキーボード・ゲームコントローラーで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・名作短編小説のゲーム化
・コズミックホラー(人の人智を超えたものに対峙したときの恐怖)感がある
・ラヴクラフトの禍々しい世界観を再現した美麗なビジュアル
・トリビアもあり、原作を知らない人でも楽しめる
・「窓に!窓に!」の元ネタを知れる
・日本語対応(音声は英語)
・無料ゲーム

微妙だった点

・ボリュームは少ない(30分程でクリア可能)

Dagonをプレイした感想まとめ

25分でクリア。

原作を基に忠実にビジュアル化された作品です。CG・音楽・声優さんの朗読によって原作を読むよりも臨場感があり、言葉では言い表せない怖さがあります。小説だけじゃなくゲームや映画などいろいろ作品化されているので、気になったらこれを機にやってみるのも面白いかもしれません。ラヴクラフト作品が好きな人、ホラーノベルが好きな人にはおすすめします。

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