呪われた森を浄化していくアクションゲーム「Kena: Bridge of Spirits」のレビュー

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Kena: Bridge of Spiritsのトレイラー動画

Kena: Bridge of Spiritsってこんなゲーム

概要

・呪われた森を浄化していく3Dアクションアドベンチャーゲーム。
・開発チームはピクサー映画を手がけてきた元アニメーションスタジオ。
・アメリカのカリフォルニア州に拠点を置くEmber Labが開発、2021年9月21日にEpic Games・PS4・PS5でリリース。

ゲーム内容


主人公は成仏できない死者をあの世に送ることができるスピリットガイドのKena(ケーナ)。

腐敗が進むとある森に立ち寄った彼女は、森で起こっている事の原因を突き止め、腐敗した一帯を浄化して、現世に執着する死者の魂を導きます。

森の中を探索をして次のエリアを目指し、謎解きや戦闘を繰り返して腐敗した神社や魂を解放していく、というのがゲームの基本的な流れとなります。

操作は持っている杖で弱攻撃と強攻撃、移動、ジャンプ、二段ジャンプ、ドッジロール、防御、敵の攻撃にタイミングよく防御を合わせると、相手はスタン状態になり、しばらく一方的に攻撃することができます。

最初はできることが少ないですが、物語が進行していくと新たな能力・アイテムが手に入り、戦闘中の戦略性が上がったり、探索では行けなかった場所に行けるようになったりします。

特に序盤で手に入る弓は謎解きでも戦闘でも使う機会が多く、ボス戦ではオレンジ色に光っている部位を射ぬいて大ダメージを与え、探索ではギミックを作動させるときに使います。

弓矢を使った謎解きは時間制限があったりするので、ある程度正確で素早いエイムが求められます。

本作で一番特徴的な存在がこの黒っぽい精霊の「ROT」。

マップの至るところに隠れていて、たくさん見つけるとROTの能力が開放されていきます。戦闘では相手の邪魔をして動きを止めたり、大きなオブジェクトを運んで移動してくれたり戦闘面でも謎解きでも活躍してくれます。

よく見ると大きさが違ったり、頭から植物が生えていたりして、一体一体ちゃんと個体差があるところが面白いです。

ROTに食べ物を与える、道中に倒れている像を立て直してあげるなどの行動をとることでカルマが上昇して、それが強化に必要なポイントになります。

ダッシュ攻撃や空中からの叩きつけ攻撃などさまざまなスキルを獲得できます。強化要素はかなりあっさりしていて、あとは瞑想できるポイントを見つけるとそこで最大体力を増やすことができます。

ゲームの操作

マウスキーボード・ゲームコントローラーで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・小気味よく繰り出せるアクション
・歯ごたえのあるボス戦
・カットシーンがまるで映画
・フォトモードでビジュアルを存分に堪能できる
・マップが全てシームレス
・日本語対応(機械的な翻訳)

微妙だった点

・自動で敵をターゲットするカメラワーク
・ヒントは少ない

Kena: Bridge of Spiritsをプレイした感想まとめ

11時間ちょっとでクリア。

ピクサー映画を手がけていた開発チームというだけあって映像がめちゃくちゃ綺麗な作品でした。キャラの動きや表情がとにかく細かく、ROTもかわいい、ビジュアル面は最高です。これまでは映像作品を作っていた開発で、ゲーム開発は初めてらしいんですが、戦闘や謎解きのアクション部分はゼルダやダークソウル、大神やピクミンなんかのシステムを踏襲しつつ、世界観や雰囲気にマッチするように設計されていて、変にオリジナル要素があるわけじゃないので、操作にクセがなくて遊びやすいです。難易度は高めなのでそこは好き嫌い分かれるところかもしれません。結構死にゲーです。回復手段が少なくて被ダメージが大きいので、パリィや弓や爆弾といったものを駆使してしっかりと攻略していく感じでした。映像が綺麗なゲーム、アクションゲームが好きな人にはおすすめします。

Kena: Bridge of Spiritsのストアページ

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