ボールを転がして謎の多い島を探索するピンボールアクションゲーム「Yoku’s Island Express」のレビュー

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Yoku’s Island Expressのトレイラー動画

Yoku’s Island Expressってこんなゲーム

概要

・フリッパーと特殊なアイテムを駆使して島を探索するメトロイドヴァニア。
・スウェーデンに拠点を置くVilla Gorillaが開発。2018年5月30日にリリース。
・英国アカデミー賞ゲーム部門の「Debut Game」など数々の賞を受賞。

あらすじ

主人公はヨクという名前の郵便屋さん。

ヨクは自分の体より大きなボールを転がして、謎の多いモクマナ島にやってきます。
ゴリラの森、薄暗い洞窟、氷山や温泉などの場所を周って手紙を配達していき、困っている住民を助け、次第に島の運命を背負って冒険することになっていくという物語。

ゲーム内容

「Yoku’s Island Express」は郵便屋としてやってきたヨクが島を探索して住民たちを助けながら島の秘密を明かしていく探索アクションゲームです。

操作はヨクの横移動とフリッパーの操作のみ。非常に簡単。

ジャンプなどはなく、高い場所に行きたい場合はボールをフリッパーに乗せて上に高く飛ばし、入り組んだマップ内を移動。

同色のフリッパーは連動する仕組みになっていて、[Q]キー、コントローラーならLTを押すと青色のフリッパー、[E]キー(RT)を押すと黄色のフリッパーが作動します。このフリッパーを操作して、島中を探索するというのが基本的な進め方になります。

マップにはちゃんとしたピンボールの盤面もたくさん用意されています。

盤面には当てると高速で回転するスピナー、ボールを弾き返すバンパーなどさまざな仕掛けが施されていて、パズル色の強い盤面から正確なショットが求められる盤面もあります。何度か仕掛けにボールを当てると結晶やフルーツが出てきて、この結晶を集めると扉が開いて盤面の先に進めるようになります。

手に入るフルーツはカバンを大きくして持てるフルーツの上限を増やしたり、地図を買ったり、凍結したフリッパーをアンロックしたりと何かと使うことが多く、いざ必要になったときにまとまった数を集めるのは結構大変なので、できるだけ見かけたときは余裕を持って集めておくといい感じです。

島はオープンワールドになっていて、ロードなどは一切ありません。

岩の障害物などで、最初は行ける場所が限られているんですが、クエストを達成したり宝箱を開けることで特殊なアイテムが手に入り、そのアイテムを使って新たなエリアに行けるようになります。

序盤では時限爆発するなめくじを吸い取れるアイテムが手に入ります。このなめくじ爆弾で岩を破壊します。

ボス戦は戦闘というよりはこれもピンボール。

盤面にあるギミックを解いて倒していきます。このゲームはミスショットになっても持っているフルーツがちょっと減るぐらいでペナルティがほとんどなく、ゲームオーバーになることもないため、何度も挑戦することができます。

ゲームの操作

マウスキーボード・ゲームコントローラーで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・ピンボールが苦手な人でも遊びやすい仕様
・マップが広くアイテムも豊富で探索のしがいがある
・ストーリークリアまではカジュアルゲーム
・登場するキャラクターがかわいい
・南国感のあるBGM
・日本語対応

微妙だった点

・一回行った場所もまたピンボールで進まないといけない
・ボス戦の緊張感が薄い

Yoku’s Island Expressをプレイした感想まとめ

OriginとEpic Gamesで2回クリア。クリア時間は4時間ちょっと。
ピンボールといえばスコアアタックのイメージが強いので、探索ゲームとしてはどうかなと思っていたんですが、これが意外にも相性バッチリで面白い。ピンボールとメトロイドヴァニア、この2つの要素がちゃんと成り立つように丁寧に作られている印象です。移動はいちいちフリッパーを使うのでゲームのテンポを悪くしそうなものなんですが、ストレス無くサクサク進めます。操作が簡単でタイミングが難しいということもないのでピンボールが苦手な人にもおすすめします。

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