「Another Crab’s Treasure」をプレイしてみた感想・レビュー
おすすめ度
いろいろな殻を転々とするヤドカリのソウルライク
舞台となるのはヘドロに汚染された海底の世界。ヤドカリの「クリル」は、借金取りのサメに奪われた大切な貝殻を取り戻すために危険な大海原へと旅に出ます。
キャラがかわいくソウルっぽくない見た目ですが、歯ごたえありのアクションでした。
ゲームの大きな特徴としては、海底に落ちている瓶や缶などのゴミを背負って戦うところ。
ゴミを殻のように装備して籠る姿は、まさに”ヤドカリ”そのもの。殻を背負った状態でガードすると攻撃をノーダメージに抑えられるのでめちゃくちゃ強いです。
しかし、殻が割れてしまうと丸裸になってピンチへと一転。そうなってしまうと「あ、終わった」ってくらい絶望に陥るので、殻が割れないように慎重な立ち回りが求められます。
防御と回避とパリィもあるオーソドックスなアクションですが、殻ごとに固有の「シェルスペル」も使えます。殻は50種類以上あり、自分に合う殻を見つけるのも楽しい。
ローカライズは微妙に感じるけど、スペルに必要なマナを「うまみチャージ」、チュートリアルを「うまみトレーニング」など、ゲーム内の用語は謎にセンスがあって好きでした。
一部のボスを倒すと教えてもらえる「アダプテーション」といううまみテクニックは、これもまた強力な技。これだけでも敵を圧倒していけるので、後半は攻略も楽になりました。
敵にはセキロのような体幹もあり、このゲージがMAXになると体がひっくり返るので、そこで大技を使って一気に大ダメージを叩き出す、という爽快感もあります。
感想
ダークソウルとは見た目も雰囲気もぜんぜん違うので、これ本当にソウルライク?って感じですが、かなり近いと思います。体力やマナの上昇アイテムの獲得や、レベルを上げてステータスも伸ばせるのでハードルは思ったよりも低い。遊びやすいソウル系です。
個人的には戦闘中心でガツガツ進めるので楽しめました。おすすめです。
