Arietta of Spiritsのトレイラー動画
Arietta of Spiritsってこんなゲーム
概要
・祖母の死をきっかけにあの世との狭間で冒険することになった少女の物語。
・2021年8月20日に発売された、Third Spirit Games初のタイトル。
あらすじ
主人公はアリー(本名はアリエッタ)という12歳の女の子。夏の休暇の間を遠く離れた島で過ごすことになり、両親に連れられて島にある亡くなった祖母の家を訪れます。
アリーはそこでリンゴを採ったり動物たちと仲良くなったり楽しい1日を過ごしましたが、その夜にひどい悪夢にうなされ、偶然にも幽界への扉を開いてしまいます。
そこではアルコという名の妖精(スピリットガイド)と出会い、その特異な才能を見出だされたアリーは現世と幽界のバランスを保つ者『バウンド』として生きることに。
バウンドは現世に留まっている地縛霊を成仏させてあげることを使命としていて、バウンドとなったアリーは島を巡って霊たちを見つけ、島に隠された秘密を暴き、彼らが成仏できない原因を取り除いていく・・・という物語になっています。
ゲーム内容
アクションは移動と攻撃とローリングのみ。
しばらく進むとガードを覚えます。ローリングは回避時間が短く、イマイチ使い勝手がよくありません。ガードの方はとても強力で、ローリングよりも使用する場面が多いです。ガードは大抵の攻撃を防ぐことができますが、霊力の消費を伴います。
ゲーム画面左上にはHPと霊力が表示されています。HPはダメージを負うと一つ減る、回数制です。霊力は自動で回復します。
強化要素
レベルやスキルツリーのようなものは無く、基本的にこれといった強化要素はありません。
最大HPだけクリアするまでに3回上げる機会があり、ローパーという悪質な霊から取れるローパーエキスを集めることで最大HPを増やすことができるようになります。
難易度
難易度はイージー、ノーマル、ハード、エクストリームの4つの中から選択することができます。
エクストリームは一度クリアすると選択可能。ノーマルでやった感じでは難易度はかなり控えめに設定されている印象。道中にあるタルや草を攻撃すると高確率でハートが手には入るため、難しく感じる場面はほとんどありませんでした。
エクストリームになると難易度は跳ね上がり、ワンパンでゲームオーバーになるので、このゲームを習熟した人でないとクリアは難しいと思います。
ゲームの操作
マウスキーボード、ゲームコントローラーいずれかで操作します。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・ゼルダスタイルの懐かしく遊びやすいアクションアドベンチャー
・死について深く描かれたせつないストーリー
・シンプルで扱いやすい操作
・かわいいドット絵と世界観にマッチした美しい音楽
・プレイヤーに合わせた4つの難易度
微妙だった点
・ボリューム不足
・こちらから仕掛けられないボス戦
・強化要素がない(雑魚と戦う意義がほとんどない)
・こちらのヒットボックスは大きく敵のヒットボックスはとても小さい
Arietta of Spiritsをプレイした感想まとめ
4時間ほどでクリア。
ゼルダっぽいゲームで遊びやすく、ストーリーがテンポよく進んでいくところが良かったです。操作感が良く、難易度を設定できるのでアクションゲームが苦手な人でも安心してプレイできるかと思います。不満点としてはボリュームが薄く、体感だとデモ版にエンディングがくっついただけのような内容だったところ。エンディングが良かっただけに、もう少しその前のボリュームがあればもっと感動できたような感じがします。あとはボス戦はどれも個性的で楽しいんですが、基本的にボスは無敵状態で特定の攻撃を待ってカウンターというパターンしかなく、こちらはその機会を待つ以外の選択肢がないところも微妙でした。ゲーム全体としてはよく出来ていて面白いので、アクションゲーム初心者から往年のゼルダファンまで幅広く楽しめるものになっていると思います。