Twelve Minutesのトレイラー動画
Twelve Minutesってこんなゲーム
概要
・繰り返される悲劇のループから抜け出す方法を探すアドベンチャーゲーム。
・声優にジェームズ・マカヴォイやデイジー・リドリーなどハリウッドスターを起用。
・『メタルギアソリッド』や『Death Stranding』などの名作を手がけてきたコジカンこと小島秀夫監督のお墨付き。
あらすじ
舞台となるのは若い夫婦が住むアパートの一室。
夜になると仕事から帰ってきた夫のアーロンを妻のサラが暖かく出迎える、それがこの家の日常でした。
この日も夫婦仲良しの素敵な1日になるはずでしたが、とつぜん来訪者が部屋に押し入り事態は一変。2人は拘束され、なにもわからないまま事件に巻き込まれていきます。
そして来訪者に殴られた瞬間、アーロンが家に帰ってきたところまで時間が戻ります。ここからループの始まり。数分後にはまたあの傍若無人な来訪者がやってくる。なんとかして事件を防ぎ、この恐ろしいループから抜け出さなければ・・・。
ゲーム内容
プレイヤーはアーロンを操作します。
ループする条件はアーロンが殴られる、アーロンが部屋から出る、12分経過する、この3つ。この回はちょっと諦めたいな~というときは部屋から出れば素早く次のループに移ることができます。
時間がループしていることを知っているのはアーロンだけで、他の人にはわかりません。ループする度に情報がアップデートされ、会話の内容が変化していきます。
序盤はリビング、バスルーム、寝室の3つの狭い空間で事件に関係する手がかりを見つけ、妻にループしていることを証明したり、来訪者を説得することができます。
そして彼らと会話を重ねて、そこから得られる情報からさらに、アーロン、サラ、来訪者の秘密を明かして事件の真相を究明していく、という内容のゲームになっています。
ゲームの操作
マウス、ゲームコントローラーで操作します。
良かった点・微妙だった点
推理欲を搔き立ててくる本格ミステリー
ミステリー物の推理ゲームにタイムループ要素が加わり、次はこうしてみよう、この手がかりはあの場面で使えるかも、とアイデアが次から次へと出てくる間はとても楽しい。ちょっとしたことでも結果が変わっていくため、何回でもループして遊びたくなる。
見下ろし視点で全体が見やすい
見下ろし視点なため、どこで何が起こっているか、誰が何をしているか、全体像を把握しやすく新たな変化にも気づきやすい。リアルタイムで物語が展開されるこのゲームにマッチしていると感じた。
操作が簡単
操作はクリックでインタラクト、物を使うときはドラッグ&ドロップ、と右の人差し指の動作だけで成立するためとても簡単。
日本語に対応している
音声は英語、字幕は日本語対応。やや誤字が気になるがほとんど問題なし。
ヒントが無い
基本的にヒントが無いため、アイデアを出し尽くして行き詰まると作業感が生まれる。個人的にこの手探り感は嫌いじゃないけれど、人によっては苦痛となるかもしれない。
スッキリしないエンディング
2つほどエンディングを見てみたが、モヤッとしたまま終わってしまい、クレジットが出てきてようやくこれがエンディングなんだと気づいた。
Twelve Minutesをプレイした感想まとめ
Xbox Game Passで5時間ほどプレイしてみた感想。
評判はあまりよろしくないですが、個人的にはとても面白かった。後半からの失速感、消化不良のまま終わるエンディング、フラグが全て消失、など低評価の理由も納得できるが、それを補って補って余りある魅力が本作にはあると思います。同じタイムループ物のOuterwilsのような大きな世界で後半から加速するゲームではないですが、小さくまとまっていて、丁寧に作られている作品です。ミステリー、タイムループ、推理のいずれかが好きな人にはオススメします。