「In Stars And Time」をプレイしたレビュー・感想をざっくりと書いてみました。
まず始めに感想としては…
孤独にループし続けるRPG
主人公シフランの成長、仲間との絆がアツい
Steamでは現時点で3906件のユーザーレビューがあり
「圧倒的に好評」を獲得している。
日本語、コントローラー対応
『王との決戦前夜』から始まるRPG
レベルは45。冒険は終盤も終盤。あとはラストダンジョンである「ウツロイの館」を攻略し、最後のフロアで王を倒すだけという状況だ。
普通ならエンディングの一歩手前…なのだがそれが果てしなく遠い。なぜなら、主人公のシフランが何をやってもループしてしまう、から。
館にはトラップ、強敵との戦闘、必要なアイテムの不足…などの困難が待ち受ける。
その度に決戦前夜からのやり直しになるが、探索での発見や街の人々との会話により、新しい情報を得ることで先に進めるようになっている。
○ループシステム
既読会話のスキップ、チェックポイントからのリトライが可能。シフランはループ前の記憶を持っているので、これはもうやらなくていいなと思う会話やイベントを短縮できる。
○戦闘
『ループ』による魅力だけじゃなく、中身はしっかりとRPGとして楽しめる。装備の付け替えやクラフト(スキル)を覚えてキャラを強くする要素があり、戦闘は敵の手の形が弱点というじゃんけんをベースにしたバトルシステムでわかりやすい。
○魅力的なキャラ
孤独なシフランを支える素晴らしい仲間たちで、どのキャラも憎めない。ノベルゲー並みの会話量に驚かされるし、内容も個人的に好き。それぞれの個性がとても豊かで愛着がわく。
気になった点
ループ物の宿命かもしれないがテンポが悪い。「そういえば1階で~」「これは街の人に聞けば~」云々、何かあると強制的に戻らされる。細かいループ多すぎ!と思った。
総評
総ループ数は40回程度。面白い!と思える部分とあーここは面倒だなぁって部分がハッキリしていて根気がいるゲーム。ただ、絶望を繰り返した先には苦労した分をひっくり返す感動があり、結果やって良かったと思える内容でした。
RPGでこういった仕掛けは珍しいし、『決戦前』から始まって王を倒す、ドラクエ6みたいな王道っぽいストーリーなのに、ちょっとした工夫で他では得られない体験になっている。変わったRPG、ループ物が好きな人におすすめ。