「Spirit of the North」をプレイしたレビュー・感想をざっくりと書いてみました。
まず始めに感想としては…
モフモフなキツネと行く北の大地の旅。
雰囲気は良いが、それ以外は普通。
Steamでは現時点で3968件のユーザーレビューがあり
「非常に好評」を獲得している。
日本語、コントローラー対応
キツネが主人公のアドベンチャーゲーム
本作の舞台は何かしらの原因により荒れ果ててしまった北の大地。
プレイヤーは唯一ここで生き残ったアカギツネとなり、様々なエリアを探索し、滅びた世界の痕跡を追っていく。
本作の魅力はやっぱりキツネのかわいさ。
移動とジャンプ以外に「尻尾をふる」、「鳴く」といった遊びの操作があり、プレイヤーの心をくすぐる。しばらく何もしないと大きくあくびもして芸が細かい。キツネの鳴き声をしっかり聞いたのは初めてだったので「ワン!」って発声には驚いた。さすがに「コンコン」ではないと思ってたけどまさか犬と全く同じとは…。
ゲームとしてはチャプターごとに変わるマップを探索するタイプ。
所々で妖精の力を得られるイベントがあり、その力を使うことで腐敗した障害物を破壊したり、一時的に幽体になったりが可能になる。
パズルは難しくないが、エリアが広くてどこに行けばいいか迷うことはある。あとチャプターが長めなので手動セーブ機能が欲しかった。
文字は一切ないが、赤く染まった空や屍になって横たわるシャーマンたちからは、この世界で起こった悲劇について想像させられる。
総じてキツネのかわいさと雰囲気は良かった。
退廃的な世界と、そこを散歩するように歩くキツネの姿が神秘的。
が、逆にいうと雰囲気だけで、ゲームとしては平凡かなと思う。
そもそも雰囲気をメインに楽しむゲームは、その世界観が好みじゃないと感動を得たりするのが難しい。本作も人によって評価はハッキリ分かれるんじゃないかという気がする。