「The Witcher 3: Wild Hunt」紹介レビュー 世界各地を奔走して怪物を倒すオープンワールドRPG

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「The Witcher 3: Wild Hunt」は
ポーランドのCD PROJEKT REDが開発したアクションRPG

怪物退治の専門家「ゲラルト」が主人公となるウィッチャーシリーズの3作目。

今作では、異世界から現れた謎の集団「ワイルドハント」を相手にしつつ、世界各地を奔走して娘のように可愛がってた「シリ」という女の子を探す。

世界観は中世ヨーロッパ風だが、
そこらじゅうで怪物たちが息を潜めているダークファンタジー

プレイヤーの選択次第で物語が大きく変わる点や
多彩なフィールドが魅力のオープンワールドRPGになっている。

日本語、コントローラー対応

◆良かった点

・ストーリー

このゲームの一番の魅力はやっぱりストーリーだと思う。大ヒットした小説が原作というのもあって人物設定や世界観の作り込みが別格。

最初のマップは鬱々しい戦場跡で暗く、さらにウィッチャーは人々から忌み嫌われており、嫌な目に遭うことも少なくないが、最終的には友情あり涙ありのストーリーで「このゲーム最高すぎる…」ってなってた。

メインストーリーも最高だけど、サブストーリーですらとても濃密
「怪物を倒してきて」ってありきたりなクエストでも、その後の選択によって非常に後味悪い思いをすることもあるので侮れない。

・戦闘

戦闘は地味・・・という声をよく聞くが、

武器はカッコいい二刀流で、霊薬を使ったり、
印を唱えたり、ウィッチャーになりきった戦い方ができるという点では満足度が高い。

ゲラルトは怪物に関しての知識が凄まじく、
モンスタースレイヤーとしての戦い方にどっぷりと浸れる。

・キャラが魅力的

主要キャラが魅力的なのはもちろんのこと、
敵キャラも丁寧に描かれているのが好印象。

特に強烈に印象に残っているのが「森の貴婦人」たち。

人の耳を首にかけたネックレスが悪趣味で、子供を人質に取るなどやることなすこと外道の極み。声もおぞましく、今思い出してもゾッとするトラウマ級の敵だった。

・翻訳の質が良い

ポーランドのゲームだけれど
翻訳の質、表現力が素晴らしく、海外のゲームと感じさせないクオリティ。

声優さんも豪華で「この人しかいない!」ってなるようなベストな起用だったと思う。

・DLC

DLCは2つ発売されていて、
本編が気に入ったらどちらもマストバイレベルの内容。

1つ目の「無情なる心」は、本編の伏線がしっかり回収されて、
クリア後さらに充足感が得られる。

2つ目の「血塗られた美酒」は、本編とは雰囲気が一変した華やかな街でウィッチャーの冒険が楽しめる。おしゃれな街で自分の家が持てるのも嬉しい。

・ボリューム

2015年に発売されて以降、何度かクリアして気づいたら1250時間近く遊んでた。

普通に遊べば本編は80時間、DLCは2つ合わせて50時間程度でクリアできるが、噛めば噛むほど味が出るのもこの作品の良いところだと思う。正直、まだまだ遊べる。

サマーセールで90%オフになっていたので個人的には推したい。この内容で558円はあまりにも安すぎる。ハマる人にはドハマリする作品なのでおすすめ。

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