ドイツのDeck13が開発した
近未来が舞台の3Dアクション
高い難易度と緊張感、クリアしたときの達成感が特徴の
ソウルライクと呼ばれる作品の一つ。
今作は2080年の近未来が舞台となっており、
待ち受ける数々の機械、凶悪なボスに「外骨格」を身にまとった主人公が挑んでいく。
日本語、コントローラー対応
主人公はあらゆる分野で世界をリードする大企業CREOの社員ウォーレン。入社初日に高度な外骨格の移植を試みるウォーレンだったが、手術に失敗。そのまま意識を失ってしまう。
目を覚ますと、そこは地球が崩壊した世界。
なぜか外は敵だらけで、CREO本社に何が起こったのかを探りに行くというストーリー。
戦闘は一昔前のソウル系システム。
近接武器で弱攻撃と強攻撃、
それらを組み合わせたコンボで敵を攻撃していく。
こんなゴツゴツした見た目なのに、スキルや銃などを使った攻撃はなくひたすら殴るだけ。期待していた戦い方と違ってなんというか地味な印象だ。
ただ、本作のウリはアクションよりも装備集め。
モンハンの部位破壊のように相手の頭、胴体、腕、脚の部位パーツを破壊して、もぎとったパーツの設計図から自分の装備を作れる。
倒した敵から装備を奪って強くなる、まさに「ハクスラ」って感じがあって面白い。
フィニッシュムーブは爽快さが抜群だった。
戦闘中は敵の各部位をターゲティングすることができ、
とどめの攻撃でスロー演出が入ると確定で狙った部位のパーツを落とす。
とどめがフィニッシュムーブになるかどうかは武器によって結構差があるように感じたので、メイン武器以外に、部位破壊用の弱い武器をいくつか持っておくと良いと思う。
レベルアップ時にポイントを好きなステータスに振るタイプが多いソウルライクだが、本作はレベルを上げてもHPとコアの容量しか上がらない。
ただこの「コア」というのが凄く大事。コアの容量が多いほど強力なパーツとインプラントを装備できるので、実質レベルの高さが本体の強さになる。
インプラントはどんなものかというと体力、スタミナ、エネルギーなどのステータスを上げるものや回復など。このゲーム、ダウン中でも即座に回復ができるのがプレイヤーに有利すぎなくらい強い・・・なので回復のインプラントをたくさん入れておくと安定感が増す。
残念な点は、マップデザイン。
めちゃくちゃ迷いやすい上にショートカット場所がわかりやすすぎて、ダークソウルを意識したデザインなんだけどなんか違う・・・。
あと、パーツのクラフト・強化素材パーツは序盤の敵からしか手に入らない物もあって、素材のために過去のステージに何度も戻るのがとても面倒だった。
クリアタイムは25時間で、楽しさとストレスが半々くらいな印象。
奪ったパーツで自分のアーマーをカスマイズするシステムが光る、ソウルライク系の中でも装備の自由度が高い作品だと思う。不満点もそれなりにあって、満足度はまずまず。「2」で改善されていると嬉しい。未来のダークソウル!って感じで楽しめたのでおすすめ。