「Welcome to the Karoshi Club」紹介レビュー 大企業の面接を受けるホラーノベル

5

Kamishibai Interactiveが開発した
白黒の漫画風ホラーノベル

伊藤潤二マンガの影響を受けた作品で
奇怪な絵のタッチと日本の就活をテーマにしたストーリーが特徴。

職探しをしている一人の男性が
ネガティブな思考を巡らせながら企業の面接を受ける様が描かれる。

一週20分程度と短めだが
複数のエンディングが存在。

しっかりとした内容で
無料で読める作品となっている。

日本語対応

主人公の蓜島憲次(はいじま けんじ)は
居眠りが原因で勤めていたゲーム会社をクビになり、ふらっと街を散歩していた。

偶然にもそこで求人の話が舞い込み、大企業の面接に挑むことになるというストーリー。

ゲームとしては
テキストを読み進めていくタイプ。

面接官の山根久美との会話中に
営業の経験は?残業をどう思う?
などいくつか質問されるので

それについて正直に話すか、
見栄を張って嘘で返していく。

少し怖いなぁ・・・って場面はあるけど
基本的に読むだけなので難しくはない

重苦しい面接が終わるとエンディング。
ラストは伊藤潤二リスペクト作品らしいオチで素晴らしかった。

日本語訳が微妙で一部わかりにくいテキストになっているが

話の内容とかは二の次で
妖怪?幽霊?なにこれ?的なホラー具合と絵のおぞましさが絶妙で良かった。

既読スキップがないのは残念な点で、エンディング回収がやや面倒。
それ以外は無料なのによく出来てるのでオススメだ。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です