「アンダイイング」紹介レビュー ゾンビに噛まれた母親が息子を連れて終末世界を生きるサバイバルゲーム

7

「アンダイイング」は、
終末世界を描いたサバイバルゲーム

ゾンビに噛まれた母親アンリンが、
息子を連れて生き抜いていく。

親子2人で協力しながら危険なエリアを探索、生きるための物資を調達するほか、クラフトや息子コーディの成長要素などもあり。

ゲームとしては自由度よりもストーリーベースになっていて、各地で手がかりを得て、消えた父親ジェイコブの行方を追うことになる。

日本語、コントローラーにも対応。

基本的なゲームシステムは、一般人が戦時下で苦しい生活をするサバイバルゲーム「This War of Mine」に近い印象。

家が拠点になっていて
昼は各地で探索を進め、夜までに帰宅。

家では持ち帰った物資を使って
調理・クラフト・農業など様々なことができ
戦闘や生活に必要な物を作れる。

探索中に会話やメモを拾うことで他の場所の情報を得ることができ、「距離情報」と「方向情報」が揃うとエリアが解放され、行ける場所が増えていく。

プレイヤーが操作するアンリンはなんでもできる万能キャラで、一緒についてくるコーディには代わりにやってほしいことを指示できる。

アンリンが作業してるところを見せたり手伝わせたりすると経験値が入り、コーディの能力を伸ばすことが可能。序盤のコーディは物を拾うくらいしかできないが、経験を積ませるとできる作業が増え、作業時間などを短縮することもできる。

コーディはどんどん成長する一方、
母親のアンリンは感染が着々と進行する。

アンリンはゾンビ化の弊害で「満腹度の最大値が現象」や「攻撃力が低下」などのデバフが発動。その頻度は2日に1回程度だが、後半には1日に複数かかるようになり、日に日に過酷になってくる。

◆気になった点

・翻訳の質は悪い、なんとか会話がわかる程度
・エリアチェンジ時にフリーズすることが多々あり
・戦闘スキルだけ上げるのがきつく、コーディが戦闘のやり方を覚えるのも難しい

◆総評

ゾンビアポカリプス好きには間違いない作品だと思う。

自分が感染者という設定も面白く、
コントロールを失っていく描写が生々しくてだんだんと緊張感になってくる。

ストーリーは絶望しか感じられないゾンビ物だけど、
子供がたくましく成長していくのがちょっとした癒しになっていて良かった。

ただ、時間的な制限がわりときつく
自由より効率を重視したプレイになるので
サバイバルゲームとしては人を選ぶかも。

それから翻訳の質やフリーズの問題は今後しっかり改善してほしいところ。
ゾンビゲーが好きな人にはおすすめ。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です