中国のUbisoft Shanghaiが制作した
サバイバルアドベンチャー
世界の人口90%が亡くなった大震災から一年後のアメリカで、生き別れた妻と娘を探す。
「破壊された街」をどう歩くかというテーマの廃墟サバイバルになっており、崩壊した建物の壁を登ったり瓦礫の坂を滑ったりするアクションが独特。
暴徒たちとの戦いを避けて進める戦闘システムで、
バチバチ撃ち合うだけじゃなく、銃を脅しの道具として使うこともできる。
コントローラー対応。
日本語には未対応だが、日本語可できるので安心して遊べる。
銃を構えると一人称視点に。
このゲームの弾薬はかなり貴重で無駄にできないので、敵を「撃つ」ことより「撃たない」ことが大事になってくる。近づかなければ攻撃してこない人や弾がなくても銃口を向けるとあっさり降伏する敵もいるので、うまく立ち回りながら弾と回復アイテムを確保しよう。
サバイバルゲームの中でも行動はアスレチック寄り。
画面上部にスタミナ(赤)と体力(白)のゲージがあり、走る、壁を登る、パイプにぶらさがりながらの移動などあらゆるアクションでスタミナが減っていく。
スタミナがなくなると今度は上限値が削られてその後の探索がきつくなるので、
できるだけ最短距離で、スタミナを使わない行動が求められる。
生存者を助けるとリトライポイント獲得。
これがないとゲームオーバー時にセーブ地点(チャプターの最初など)まで戻される。
生存者を見つけたら回復をケチらずどんどんあげてしまって問題ない。
良かった点
・砂の粉塵で覆われた灰色の世界で、ポストアポカリプスとしての雰囲気が抜群
・階段のない建物をどうやって登っていくか、アクション一つ一つが考えさせられる
気になった点
・5時間程度でクリアできるボリューム
・操作性、壁移動時のつかむ判定が微妙なところ
◆総評
Steamで「賛否両論」と厳しい評価になっているが、個人的には良作だと感じた。昨今のサバイバルゲームほどリアルではないが、パズルを解いていくような感じで楽しめる。なにより終末世界の雰囲気が絶妙なので廃墟が好きな人には是非やってもらいたい作品。