「Aliens: Dark Descent」の紹介レビュー 分隊を指揮してエイリアンを撃退するストラテジーゲーム

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ディズニーとフランスのTindalos Interactiveが共同制作した
リアルタイム・ストラテジー

映画「エイリアン」シリーズ三部作から19年後の世界を舞台に、惑星レーテで発生した獰猛なエイリアン(作中ではゼノモーフと呼ばれている)と戦っていくゲーム。

日本語対応

本作の魅力の一つはこの映像美

特にエイリアンの登場シーンは迫力満点。映画を見たことがある人ならば、一瞬であの恐怖の記憶が鮮明に蘇ってくるはず。

エイリアンのゲームといえば銃で撃ちまくる作品が多いが、本作は真逆。

戦闘になればなるほど不利に働くシステムを採っており、ひとたび銃声を鳴らすと、

・他の部屋にいるエイリアンが続々と集まってくる
・敵勢が活性化して危険が少しずつ高まる(襲来状態になると強い個体が現れる、隠れても位置がばれるなどほぼモンスターハウス状態)
・味方兵士のストレスが上昇(あらゆるステータス低下を招く)

などデメリットが大きいので、戦闘を避けて進むのが無難

ジャンルはRTSとなっており、プレイヤーは分隊の指揮を執って行動する

ただ分隊を移動させたり射撃させたりするだけでなく、戦術面も非常に多彩。

SPACEキーを押すと作戦コマンドが開き、
そこからショットガン、グレネード、火炎放射器、地雷、といったタクティカル武器の使用や、セントリーガンを配置して防衛を固めたり、敵が来るであろう場所にフレアを投げて命中率を上げたり、分隊に様々な指示を出せる

戦闘になりそうだなという場合は、優位に戦えるよう事前に作戦を立てて挑もう。

惑星には主人公たちの拠点もあり、そこでしっかり準備を行うことも重要。

兵舎では兵士の階級を上げたりスキルを覚えたり。ラボでは設計図と敵が落とすゼノサンプルを持ち帰ると新たなアイテムを開発できる

医務室で兵士に医者を割り当て怪我の回復を早めることも大事。

難しいゲームなので、適宜基地に帰ってケアをしないと分隊のメンバーがメンタルボロボロの兵士と新米兵士ばかりになってしまう。

良かった点

・映画のような刺激的なシーンが多く見入ってしまう
・緊張感抜群のステルスプレイ
・作戦コマンドが多彩
・日本語対応、質もそこそこ良好

気になった点

・分隊一人ひとりに指示できない
・映像が終わった瞬間に敵が襲ってくるなど初見殺しが多い

総評

映画エイリアンが好きだった人には非常におすすめ。世界観と演出は映画そのまま。ゲームとしても良くできており、戦闘は戦術的。エイリアンやそれを崇めるカルト集団から隠れながらミッションを進めるのは他のステルスとはまた違った緊張感があって面白い。

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