影廊を2Dで再現したホラーアドベンチャーゲーム「沈黙の夢幻」のレビュー

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沈黙の夢幻ってこんなゲーム

ゲーム内容

一度入ってしまうと絶対に抜け出せなくなるという夢幻の森。ここでは多くの人間が姿を消し、それを捜索する警官もまた行方不明となっていた。


事件が隠蔽され捜索が打ち切られようとする中、主人公の如月裕斗(名前の変更可)は仲間の警官、そして失踪した人々を見つけるために森の奥へと足を踏み入れる・・・。

 


森を抜けるとそこは平安時代に建てられた寝殿造りの屋敷。「徘徊者」と呼ばれる妖怪たちをうまくかわしながら探索してアイテムを集めていきます。
一部のアイテムを説明すると、

  • 夢幻の玉・・・徘徊者の時間を10秒止める、霊力の強い徘徊者は止められず速度が下がる。
  • チョコバー・・・HPを回復。ほとんどの徘徊者は触れるだけで即死。一部の徘徊者にダメージを負わされたとき用。
  • カメラバッテリー・・・カメラのバッテリーを回復。回復しないまま20分が経過するとバッテリーが切れてゲームオーバー。
  • 古いお守り・・・徘徊者に捕まっても一度だけ身代わりになってくれる。

特に夢幻の玉は超重要なアイテムでこれが無いと進めない場所もあり、節約しながら攻略していくことになります。


▲机や宝箱を調べて勾玉を集めよう。

▲徘徊者は倒すことはできませんが、うまく立ち回ると部屋に閉じ込めることができます。

ステージは全3つで構成されていて、ステージ突破の条件は「勾玉」をすべて集めることと、各ステージにある「古い本」を見ること。この2つの条件を達成すると次のステージに進むことができます。

エンディングは4つあり、3つ目のチャプターでエンディングが3つ、エンディング後に行けるチャプター4を進めると最後のエンディングを見ることができます。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作することができます。ゲームコントローラーだと一部のアイテムが使えません。

良かった点・微妙だった点

影廊を2Dで再現したホラーゲーム

作者の許可を得て、名作ホラーゲーム「影廊」を2Dで再現された本作。本家の音源がそのまま採用されていて、鈴の音や叫び声を聞くと影廊の記憶が蘇ってゾッとできます。影廊と内容もそんなに変わらないので、影廊が好きだった人なら楽しめる作品だと思います。

ストーリー重視

意外と話や設定がしっかりしていて世界観に引き込まれます。内容は影廊と似ているようでまたちょっと違った感じのストーリーになっています。

無料で遊べる

無料で遊べて課金要素なし。

初見殺しが多い

影廊は徘徊者から隠れながら勾玉を探すステルスゲーだったんですが、こちらはどちらかというと鬼ごっこゲーで、足が速い徘徊者だと画面に現れてから逃げても間に合わず一瞬でやられてしまいます。セーブがいつでもどこでもできるのでそこは良心的。

変化が少ない

ステージが進んでもやることが変わらず、すぐに飽きてしまいます。影廊だとステージによって鬼ごっこになったり変化があって良かったんですけど、そこは受け継がれていませんでした。

沈黙の夢幻をプレイした感想まとめ

Steamで3時間ほどプレイしてみた感想。

難易度が高く難しいゲームでしたが、途中セーブがあるのでそこまで難しくはありませんでした。見下ろし視点で青鬼のような緊張感ある鬼ごっこゲーでもあり、影廊のような追い詰められていく感覚があってホラーゲームとしても面白かったです。影廊が好きな人、2Dのホラーゲームが好きな人におすすめします。

沈黙の夢幻のストアページ

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