迫害された子供の里親になる育成シミュレーションゲーム「My Child Lebensborn」のレビュー

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My Child Lebensbornのトレイラー動画

My Child Lebensbornってこんなゲーム

ゲーム内容

このゲームはある程度ノルウェーの時代背景を知っておかないと楽しめないので、ざっくりとそのへんの説明をします。

ナチスがユダヤ人を迫害していたことは日本でもよく知られていることですが、一方、背の高いアーリア人は最高の人種と考え、ノルウェーを占領したあとはドイツ人男性とノルウェー人女性の間に子供をもうける政策が行われてきました。

そんなアーリア人増殖のために使われていた施設は「Lebensborn」と呼ばれ、ノルウェーではナチスとの混血児が1万人以上もここで誕生したそうです。このMy Child LebensbornというゲームではプレイヤーがそのLebensbornで生まれた1人の子供を引き取って育てていくという内容のゲームです。

育てる子供は男の子のクラウス、女の子のカリンのどちらかを選択。2人は6歳で小学校の入学直前の日からゲームが始まります。

プレイヤーは養育費を稼ぐため日中は働きながら、朝と夜は子供の世話をします。時間単位は1日で7つまであり、何かをやるごとに時間が1つ減って1日が過ぎていきます。

子供には「空腹」「汚れ」「幸福」の3つのパラメーターがあり、食事を与えたりお風呂に入れてあげたり寝かしつけたりしてケアします。

ゲーム序盤で子供は小学校に入学します。楽しみにしていた学校生活ですが、やはり恐れていたことが起こってしまいます・・・。

子供からの信用、心を開くといった見えないパラメーターもあり、選択肢によって変動します。子供からの質問や悩みに真摯に答えて家族としての関係を育んでいきましょう。

ゲームの操作

マウスで操作します。

良かった点・微妙だった点

心がえぐられるダークな育成シミュレーションゲーム

愛情をもって育てた子が毎日学校に行って傷ついて帰ってくる。これが本当に胸が締め付けらるぐらいきついゲームです。学力や運動を上げていくだけで成り立つ他の育成ゲームと違い、幸福は数値化できないので、会話や表情から子供の考えてることや感情を読み取り、どうやったらこの子は幸せになれるだろうかと真剣に考えながらプレイする体験は他では得られないものでした。

表には出てこない歴史について学べる

教科書では扱いづらい微妙なテーマを掘り下げてわかりやすくしたゲームです。当事者の視点に立つことによって文字だけじゃ伝わらない今のヨーロッパにある複雑な問題について知ることができます。

日本語に対応している

日本語対応。日本語のせいなのか、相手が子供だからかなのかわかりませんが、たまに会話が噛み合わないときがあります。

My Child Lebensbornをプレイした感想まとめ

6時間でクリア。

めちゃくちゃ気が重くなっていく本作ですが、実際にあったことなのですごく考えさせられるゲームでした。こんなに暗い気持ちにさせられるゲームはなかなか無いと思います。過酷な生活をする子供を見るのはやっぱりきつい・・・。かなりダークな内容なので、今後遊ぶ予定のある人はそれなりの覚悟が必要です。鬱ゲー、育成シミュレーションゲームがやりたい人にはオススメします。

My Child Lebensbornのストアページ

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