「Juken Jigoku | 受験地獄」の紹介レビュー 深夜の学校に侵入して問題用紙を探す一人称視点ホラー

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Juken Jigoku | 受験地獄ってこんなゲーム

スペインW&H Game Systemsが制作したホラーゲーム。
日本の学校が舞台となっており、受験生が抱える恐怖や不安をテーマにしている。

タイトル的にいかにも日本のゲームっぽいが、日本語には非対応。

主人公は受験を控えた学生で、友人との賭け事に負けた後、その罰ゲームとして校舎のどこかにある試験の問題用紙を盗むべく学校に侵入することになる。

最初は住宅街を抜けて学校を目指す。

学校までの道のりは迷路のようになっていて、ここがこのゲーム一番の難関。その後は校舎の各階を探索し、カギを手に入れてさらに他の階の教室を調べていく。カギは○○階の教室のカギと親切に書いてあるので迷うことはあまりないはず。

気になるホラーゲームとしての怖さの部分だが、
ここは期待外れで、正直まったく怖くない

深夜の学校での探索は不気味で教室に入る度に「何かありそう」と思わせる雰囲気は良い。

ただどの教室に入っても生徒たちのメモが置いてあるだけで怖い演出やイベントが一切ないので拍子抜けした。一応幽霊も出てくるが、これがなぜかかわいい女の子で怖がらせる気がまったくない。

良かった点

・学校の雰囲気、不気味でありながらポスターや教室は日本の学校っぽさがあって良い
・アナログな映像と特殊効果によってより恐怖感が生まれる
・直線的で次の行き先がわかりやすい
・マルチエンディング

気になった点

・まったく怖くない
・基本的に校舎内の移動だけなので足の遅さが気になってくる

クリアまで30分ほど。
レトロなグラフィックは圧迫感があるものの、刺激やインパクトに欠けており、期待していたほど怖くなかったのが残念。チラズアート作品にインスパイアされてはいるが、これからかというところで終わる体験版かのようなあっさりとした内容。値段が安いのがメリットでホラーが苦手な人がお試しにやるのにはいいかもしれない。

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