「Life is Strange: True Colors」の紹介レビュー コロラド州の小さな町を舞台にした3Dアドベンチャー

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Life is Strange: True Colorsってこんなゲーム

アメリカのDeck Nineが制作した「ライフ イズ ストレンジ」シリーズ3作目の3Dアドベンチャー

コロラド州の小さな町を舞台に、養護施設や里親の元を転々としてきたアレックスが自身の兄の死の真相を探っていく物語。

本作の主人公も超能力を持っており、地元の人々の心を読むことで、町に隠された秘密を明かしていくことになる。

ゲームシステムとしては前作からほとんど変わらず、歩いて手がかりを探すことや会話が中心でゲームとしてできることは多くない。

探索シーンは自分のペースで進められるが、会話のシーンはリアルタイムで進むので半分映画を見ているような感覚で遊べる。会話の中での大事な選択はプレイヤーに委ねられ回答によって以降の物語が若干変化する。本筋自体が大きく変わることはないので与える影響はすこし薄め。選択できる場面では時間が制限されるので気をつけよう。

良かった点

・メインキャラクターの心理描写が丁寧
・町から見える自然の景色がとても良い(開発スタジオとゲームの舞台が同じコロラドということでリアルさも期待以上)
・シリーズ共通して言えることだが今作も音楽が素晴らしい
・能力を無駄に使って通行人の悩みを覗き見するといった遊び心もあり
・町に溢れかえる魅力的な小物たち、調べるとコメントしてくれるので散策するのが楽しい
・日本語に対応されたおかげで遊びやすくなった、ボイスも日本語

気になった点

・過去作と比べるとボリュームが物足りない、終盤はやや駆け足に感じた

これまでの主人公と比べて能力が地味で、物語のインパクトは少し欠けるが、かけがえのない居場所や友達を見つけて成長していく主人公がしっかりと描かれており心にぐっとくる作品だった。ポリコレ色が強めなところは否めずそこがもったいない気もするけど内容は素晴らしいと思う。クリアまで10時間ほどだったのでサクッとストーリーを楽しみたい人や人の心を読む超能力を体験したい人にはおすすめしたい。

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