「A Long Way Down」の紹介レビュー デッキを構築して迷宮からの脱出を目指すローグライクRPG

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A Long Way Downってこんなゲーム

デッキを構築して迷宮からの脱出を目指すローグライクRPG

カードゲームに加えて装備やキャラ強化といったRPG要素も特徴。道を作って移動しながら装備やデッキを整えていき、ミッションを達成するステージ式のゲームとなっている。

マップの移動は相手と交互に行動するボードゲーム風

舞台となるマップには宇宙のような空間の中にいくつか浮島があり、持っているタイルを繋げて他の島に移動ができる。道中で宝箱を拾うとカードや装備などの報酬が得られ、焚き火に立ち寄ると回復するなど通った場所によってイベントが発生。

相手ボスのターンになるとせっかく繋げたタイルを破壊されたり勝手に使われたりと妨害を受ける。こちらのタイルの数は限られており、ミッションクリア前にすべてなくなってしまうとまた最初からのやり直しとなる。

敵はマップ上で何体か歩いており、移動中にぶつかると戦闘に突入。

戦闘は攻撃・防御・呪文など15枚のカードで組んだデッキを使って戦う。アクションポイント使いきるとターン終了となり、敵の攻撃を受ける。

流れとしてはSlay the Spireと同じでカードをドラッグして使う操作性もよく似ている。違う点としてはキャラが武器や防具を装備できるところで、カード以外にも装備が持つ特有スキルを使える点がユニークなポイントになっている。

良かった点

・自分でルートを作れる
・ミッションや宝箱からの報酬が多く、カードや装備や強化素材といったトレハンが楽しい
・日本語に対応しているため遊びやすい

気になった点

・所々でバランス調整不足なところが見られる
・文字が小さい
・テンポがあまり良くない
・装備を変えたいときに変えられない、行きたいところに行けないのが地味にストレス

カードゲーム、ボードゲーム、RPG、ローグライクと様々な要素を詰め込んでいるが、やや大味なバランスで作りが甘い印象。地形のやりとりは敵がこちらの邪魔をするわけでもなく完全にランダムな行動、戦闘は殴り合うRPGみたいな感じで駆け引きが生じない。ゲームシステムは意欲的でつまらなくはないのだが、洗練さに欠けた惜しいゲーム。日本語なので遊びやすく難易度自体はそれほど高くないのでお試しでやるのにはいいかも。

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