「ソウルハッカーズ2」の紹介レビュー 個性的な悪魔を召喚して戦うロールプレイングゲーム

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ソウルハッカーズ2ってこんなゲーム

日本のアトラスが開発したロールプレイングゲーム

前作から25年の時を経て発売された「ソウルハッカーズ」シリーズの最新作。

システムは過去のアトラス作品からの引用が多く、キャラに仲魔が憑依するバトルスタイルや新たな仲魔を生み出す悪魔合体が特徴。

舞台は近未来の東京(架空)となっており、人の人智を超えた二人の存在が地上に降り立って、悪魔を召喚するデビルサマナーたちとの交流や戦いが繰り広げられる

戦闘は仲魔の力を借りるペルソナスタイル

若干ペルソナと違うのは主人公以外のキャラも仲魔の切り替えが可能なところ。敵や状況に合わせて使いたいスキルを持った仲魔に切り替えることができるので、仲魔が多いとそれだけ戦闘にも幅が広がる

戦闘中は端的にいうと敵の弱点を突くゲームとなっており、弱点を突いて発動するサバト(ターン終了後に全体攻撃)が特徴となっている。弱点を突く度にサバトも強力になっていくので、全員で弱点を突きまくって敵をボコボコにするのが面白い。

女神転生シリーズやペルソナシリーズと同じように悪魔合体もできる

ダンジョンで仲魔を勧誘→レベルを上げてスキルを獲得→仲魔を合体させてスキルを次の悪魔に引き継ぐといった流れでパーティーを強化していく。好みのスキルをそのまま引き継げ、過去の女神転生のようにスキル選びがランダムでないのが嬉しいところ。登場する仲魔も多く、ダンジョンやサブクエストなどをクリアすることで作れる特殊な仲魔も存在する。

良かった点

・弱点を突くほど有利に戦える戦闘システム
・アトラスおなじみの悪魔合体
・仲間キャラにも個性があり、COMP(武器)を鍛えることで仲魔へのサポート能力もアップする
・アプデでダッシュや高速戦闘が追加されテンポが良くなった
・ダンジョン内では無駄な戦闘を避けられる

気になった点

・街のマップが小さく、店が様々なエリアに散らばっており少しの用事を済ませるだけでもロードが頻繁に発生する
・悪魔の入手はランダム性が強め
・ダンジョンの使いまわしが多い(特にソウルマトリクスという本編とは異なる精神世界のダンジョンはほとんど同じに見える)

批判されているほど悪くはなくまずまずの良ゲーだと思う。戦闘や悪魔合体のシステムなど本作の良かった点は他のアトラス作品にもあるので、個性としてはちょっと薄いかなという印象。ダンジョンの使い回しや一方通行のワープといった面倒なギミックも気になるところだが、ペルソナが好きな人なら楽しめるはず。

 

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