「Atomic Heart」の紹介レビュー 超大国ソビエトで暴走したロボットを倒すFPS

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Atomic Heartってこんなゲーム

別世界のソビエト連邦を舞台としたFPS

技術の発展により人々の生活のあらゆる場所でロボットが働いている、空中都市チェロメ。

ある日突然、ロボットたちが暴走を始め、市民に襲いかかり、都市は一瞬にして崩壊する。主人公の退役軍人「P-3」は、暴動の原因を突き止めるべく最先端の技術を開発している秘密研究所「3826番施設」に潜入することになるが・・・。

ゲームプレイとしては戦闘とパズルがメインのほぼ一本道の進行となっている。

流行りのオープンワールドというよりは「BioShock」や「Half-Life」といった一昔前のゲームに近い作風で、弾や回復などのリソースを節約しながら進んでいく。途中からオープンワールド風にはなってくるが、それでも行ける範囲はかなり限定されている。

ジャンルは「FPS」ではあるけれど銃をガンガン撃ちまくるFPSとは異なる

近接武器と超能力による攻撃が中心となり、敵の攻撃はしっかりと避ける必要があったりとアクション性が強めの作りになっている。銃も使えないことはないが、銃による攻撃一辺倒にならないよう性能の方は抑えられているような印象。

主人公はこれといって特別な能力を持っておらず、やや魅力に欠けるが、代わって人工知能を組み込んだ左手の手袋があらゆる場面で活躍する

アイテムや敵の位置がわかるスキャン、広範囲の素材をあっという間に収集、さらには敵を無効化したり色々とサポートしてくれる。またこの手袋は人と会話をすることもでき、主人公との他愛のないやり取りも一つの見どころとなっている。

 

良かった点

・世界観の作り込み具合はやっていて感動するレベル
・これだけのグラフィックでありながら動作が軽くて快適
・敵ロボットのモーションが細かく、不気味なビジュアルもまた魅力
・武器の種類が多い、特殊能力と合わせることで戦闘の選択肢が広がっていく
・ナビがしっかりしており、迷路のような場所でも殆ど迷うことがない
・アイテムが一度で収集でき、引き出しの多い棚の前でやると一気に素材が集まって楽しい
・セーブポイントが短い間隔で用意されていて、セーブの実行も一瞬で終わる

気になった点

・ゲームテンポの勢いを止めるパズルの多さ
・屋外では敵がすぐに修理されてしまうため、ゆっくり探索したくてもできない
・銃による爽快感は皆無
・戦闘は面白いが、敵の種類が多くないので飽きてしまう
・視野角の設定不可
・モーションブラーを切っても画面が揺れる、ボス戦やムービーなどでは画面がよく回転する

雰囲気は最高だったが・・・

同じ敵との戦闘やパズルが単調 & 繰り返しなところがゲームプレイとしてはマイナス。面白くないわけではないのだが、初めて街並みを見たときのオープニングがこのゲームの最高潮だったように思う。もっと深く探索してこの世界観に没入する体験がしたかったが、それを阻害するものが多すぎた(すぐに無限修理する敵やパズルなど)。全体的に悪くはないし十分な出来だと思うのだが、ギミックなどに色々と楽しみを奪われているような感じがして惜しいなというのが率直な感想。

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