「Len’s Island」の紹介レビュー 南の島でまったり過ごすサバイバル2Dアクション

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Len’s Islandってこんなゲーム

オーストラリアのFlow Studioが開発した、南の島でサバイバルする2Dアクション

主人公が海の上で漂流し、イカダで行き着いた群島「Len’s Island」が舞台となっており、広大で牧歌的な世界をのんびり冒険するゲーム

アーリーアクセス中でまだコンテンツ自体は少ないが、ダンジョン、クラフト、建築、街づくり、釣り、採掘・・・などなどこのジャンルに期待するものはすでに一通り揃っており、今でも十分遊べる内容になっている。

カジュアルゲー

サバイバルゲームにありがちな空腹、喉の渇き、睡眠、厳しい気候や寒暖への対応、そういった要素がなく他の類似作品と比べるとかなり緩い

「これがサバイバル?」という気がしなくもないが、やりたいことだけできるというのが本作最大のメリット。スローライフな生活を楽しみたい人やひたすら作業に没頭したい人には遊びやすいシステムとなっている。

インベントリの管理も楽チン。

各リソースは最初のカバンでも上限100個までスタックして持ち歩ける。拾った資源のサイズや重量を気にすることがなく「どのアイテムを持って帰ろうか・・・」と取捨選択で迷うことがない。

カバンは店で最新のものを購入するとさらに容量がアップ。各島にはそれぞれ採れる資源も変わってくるが、持ち運びが快適なおかげで遠方への旅も怠さを感じさせない。

そして、操作がやりやすいのがとても良い。

ゲーム開始時に操作方法を「WASD」か「マウス」のどちらかを選択するのだが、WASD操作は従来通りの操作性で馴染みやすく、マウス操作の方は快適さが優先されている。

マウスにした場合はジャンプやローリング、必殺スキルや回復以外のアクションは片手でポチポチっとやるだけ。ダンジョンでの戦闘以外ではほぼキーボードを使わない。肩を張らずまったりと遊びたい人にはマウス操作がおすすめ。

気になった点

残念というより惜しいなと思った点。世界観がとにかく無機質でこだわりが感じられない。そう思った理由を挙げていく。

市民たちの家を建てるとそこに固有NPCが住んで店を開くようになり、資源を集めると街が発展して賑やかになっていくのだが、人々の会話が機械的で生活感がなくロボットと交流しているように感じられる

フィールドは緑豊かな大自然でもっと生物がいてもおかしくないはずなのに動物をほとんど見かけない。動物への配慮なのだろうけど、野生動物の狩猟がないというのもサバイバル感を薄めている要因だと思う。

敵は生物なのか何なのかよくわからない「影」シルエットの物体ばかりで、かなり曖昧。戦う動機付けもなくなぜか戦うことになる。

良かった点

・海と島の広大なオープンワールド、序盤からほとんどのエリアに行ける
・街の発展、ダンジョン攻略、資源の生産やフィールド探索などやれることが豊富であっという間に時間が潰れる
・操作やインベントリ管理の手間が省かれていて快適

微妙だった点

・無機質な世界観
・スクラップやお金が稼ぎにくい、集めるにはかなりの作業が必要
・敵の種類が少ない
・日本語非対応

 

総評

62/100

制作者は一人なのでアップデートの頻度は少ないが、コンテンツを拡充したりしてコツコツと良くなっているサバイバルゲーム。今後ローカライズやサブクエストなども追加予定みたいなので期待は大きい。やれることが無限で今でも楽しいが、もっと世界観を練って生き生きとした世界にしてくれたら没入感も増して良くなると思う。カジュアルなゲームが好きな人にはおすすめ。

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