「WW2 Rebuilder」の紹介レビュー 第二次世界大戦で壊滅した街を再建する都市復興シム

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WW2 Rebuilderってこんなゲーム

ポーランドのMadnetic Gamesが開発した、解体・修復シミュレーター

第二次世界大戦そのものじゃなく、その後の復興をテーマにしたゲーム。

プレイヤーは戦争によって壊滅的な被害を受けた街を再建する「リビルダー」となり、イギリス、フランス、ドイツ、ポーランドなどヨーロッパの国々を奔走して再び人々が幸せに暮らせるよう街を修復していくことになる。

ゲームプレイ

駅や港など街の一部分が一つのステージとなっていて、ミッションを達成すると次に進めるステージクリア式。

ステージに入ると最初にいくつかツールを持っているだけで、素材などは現地調達

重機で今にも崩れ落ちそうな建物を破壊し、ハンマーで瓦礫の山を片付け、溶接トーチで金属を切断し、細かくなった素材を回収していく。いじれるオブジェクトはスキャンですぐに確認できるのでわかりやすい。

素材が集まったら次に新たな住居を建築したり破壊された壁などを補修。

建築や補修のやり方は指定された所に素材をはめていく簡易的な方法だが、ショップからはしごや屋根をクラフトして高い場所に登る必要があったりと職人っぽい体験も味わえる。

歩いていると時おり戦時中の様子がフラッシュバックする。

活気のあった街が空爆で一瞬にして消し炭にされてしまう場面を見るとしんみりとした雰囲気になってしまうが、それと同時に復興に熱が入る良い演出になっている。

こんな感じでゲームの流れは、除去作業をして一部のエリアを更地に→資源回収→建築や修復作業と大半が作業ではあるけれど、その作業が無性に楽しい。時間を忘れて没頭してしまう。

そしてクリア条件が優しいのも良い点。

100%達成が前提の掃除シムだと最後の方は細かいゴミ探しになりがちだが、本作はメインミッションだけやれば次に進める仕様でとてもストレスフリー。もちろん、100%にして綺麗にすることで得られる達成感もあり。それが成績にも反映されて、クリア後の星の数がスキルポイントとして使える。

欠点はバグの多さとロードの長さ

特にゲーム起動時のロードがやたらと長く操作できるまでに5~10分ほどかかる。そして、プレイ中の動作にも不安定なところがあり、ひどい時は物が拾えなかったりクレーンで持ち上げたオブジェクトがどこか遠くに飛んでいったりする。

アーリーアクセスじゃないのでどこまで修正されるかわからないが、開発がアップデートに向けて色々と取り組んでくれてるそうで期待は持てるかなと思う。

良かった点

・再現性の高いリアルなグラフィック
・キャンペーンの他にもサンドボックスモードがあり20~30時間は遊べる内容
・様々なツールや重機を扱うことができ、除去する作業も単調でなく楽しい
・装飾などで自分好みの街に作り変えられる自由度の高さ
・思い入れが増幅させられるフラッシュバック演出
・日本語対応

微妙だった点

・起動時のロードが長い
・たまにバグが発生する、主にクレーン車で操作した後に起こりがち

 

総評

75/100

まだまだ改善点は多いけれど、これまでの掃除シムとは違った視点を持っていて面白い。建築する喜びもあり破壊するのも爽快。値段もお手頃なのでおすすめ。

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