He Needs His Medicineってこんなゲーム
Euphoric Brothersが開発したショートホラーアドベンチャー。
通報を受けてとあるアパートに向かった警察官が、そこで出会ったモンスターの頼みを聞いて薬を調合する、というゲーム。
不気味なアパート内を歩き回って材料を探し、薬を調合する際に何を入れるかによって6つのエンディングに分岐する。
◆ゲームプレイ
住民たちの救助と捜査に向かった警察官となって事件現場のアパート内を探索する。
操作はキーボードだけで可能。
行ける範囲は1階のみで入れる部屋は3つだけ。
材料もすぐ見つけられるので、一周10分もかからないコンパクトな内容になっている。
材料は接着剤、チーズ、靴、漂白剤など…本当にこれで薬が作るつもりなのかと思うような怪しい物ばかり。
アイテムの強調表示などはないので机の周りや椅子の前でEキーを押しながら探そう。
会話などはなく、落ちているメモを読み解くことで隠された物語が明らかになっていく。
日本語に対応していない上に長文で読みづらいが、全部で4ページしかないので翻訳しながらでもそんなに時間はかからないと思う。
最後にアパートの奥に進むと苦しんでいるモンスターと出会う。
本気で「鳥になりたい」と願っている科学者の狂った実験の成れの果てで、今はモンスターの姿をしているが、元々はただの人間。
彼を救えるかどうかはプレイヤーが調合した薬次第。目の前にある机で調剤した薬を渡し、彼の最後を見届けるとエンディング。
良かった点
・狂気的な科学者にふさわしい結末を与える選択式のホラー
・それぞれ見ごたえがある6つのエンディング
・一周10分程度、空き時間にやるのにちょうど良いボリューム
・無料で遊べる
微妙だった点
・周回してもやることは変わらない
・画質が悪く、全体的によく見えない
・日本語非対応
◆総評
41/100
ホラー映画のワンシーンのような内容で開発者の意欲を感じるよくできたゲーム。
結末によって感謝されたり怖い思いをすることもあり、他のも気になって結局すべてのエンディングを見たくなってくる。無料ですぐ終わるのでおすすめ。