「Eternal Cave Escape」の紹介レビュー 壁にピッケルを引っ掛けて上を目指す山登りアクション

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Eternal Cave Escapeってこんなゲーム

1人で運営しているHarderGamingが開発した2D精密プラットフォーマー

端的に言うと「Jump King」や「Getting Over It」のようなミスが許されない山登りゲーム。一度でも操作を誤ると下まで突き落とされるシビアなゲーム性で、操作性はこのジャンルならではの難しさ。

しかしミスに対しての罰は軽く、真っ逆さまに落ちたとしても戻されるのは1エリア分ほど。2つの作品と比べると緩やかな難易度でクセが少なく遊びやすい内容になっている。

ゲームプレイ

「ジャンプ」「空中ダッシュ」「ピッケルで壁つかまり」、この3つのアクションをうまく駆使して山を登っていく。

ベースがシンプルなジャンプアクションゲームとなっているため初心者でも取っつきやすい。操作はマリオやゼルダみたいな優しい感じなので、壺おじの独特な操作に「これどうやって前に進むんだ…」と序盤で諦めてしまった人でもこのゲームなら問題なく進められると思う。

目標はただ上を目指すのみ。道中は矢印の看板が立っているので道に迷うこともなし。

特長としてはジャンプ中の挙動はプレイヤー側である程度制御できるという点。「Jump King」だとジャンプの強弱だけですべて決まってしまうが本作は多少のミスを空中でカバーできることがあり、より柔軟に対応しながら登っていける。壁の角だと掴むことができず、ここだけややタイトな判定。

ゴールまでの道は険しく森、洞窟、宇宙など12のエリアを通っていくことになる。

乗ってしばらくするとしおれる葉、どこに飛ばされるかわからない乱気流、無重力になる宇宙エリアなど、それぞれのエリア特有のギミックが待ち受けており、飽きさせない作りになっている。新たなエリアに入るとこれまでとまた違った新鮮味があって面白い。

残念な点としては、バグでゲーム内の実績が停止しまう点。

オートセーブで一度ゲームを閉じても途中からやり直すことはできるが、実績は止まってしまうので完全制覇を目指すならゲームを一度も閉じずにクリアする必要がある。

良かった点

・かわいいドット絵グラフィック、集中力が増す落ち着いたBGM
・壺おじ + 簡単なジャンプアクションで操作が気持ちいい
・エリアごとに変わる豊富なギミック
・壺おじゲーム初心者にも安心の難易度
・クリア後にやり込み要素があり、得意な人はさらに難しいモードに挑戦できる
・無料で遊べる

微妙だった点

・ゲームを閉じると実績が止まる

 

総評

68/100

ギミック全盛りの最後のステージが難しくクリアまで4時間とちょっとかかったが、やりごたえ満点で面白かった。得意な人なら2時間ほどでクリアできるんじゃないかと思う。やり込み要素もあって有料でもおかしくない完成度なのでおすすめ。

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