「14 Minesweeper Variants」の紹介レビュー マインスイーパーに14種類のバリエーションを加えたロジックパズル

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14 Minesweeper Variantsってこんなゲーム

従来のマインスイーパーに14種類のバリエーションを加えたロジックパズル

ゲームプレイ

ゲームのルールは通常のマインスイーパーとほぼ同じ。

大きな違いは運要素が絡まないという点。一か八かでしか解けない状況になることがなく、全ての問題が論理的な推論だけで解けるようになっている。

ゲームは正方形の盤面上にあるマスのほとんどが伏せられた状態からスタート。マスの下には安全な場所といくつかのマスには地雷が隠されている。

安全と思われるマスを左クリックで開けていき、爆弾マスは右クリックで旗を立てる。旗は通常のマインスイーパーならただのマーキングとしても使えるが、本作は爆弾がないマスに旗を立ててしまうと即ゲームオーバーになってしまうので注意。

安全マスの数字は周囲8マスにある地雷の数を示しており、数字の数から推測してすべての地雷の場所を特定していくのがゲームの目的となっている。

特殊ルール

ステージを攻略していくと、「2 × 2のエリアに必ず一つは爆弾がある」や「色付きのマスの爆弾は2個として数える」といった特殊ルール付きのステージが開放されていく。

クリアの概念というのは特になく、一通り開放したらあとは好きなルールのステージで自由に遊ぶという感じ。ゲームのクリア目標がないのは寂しいが、ステージは機械生成で繰り返し何度でも遊べる仕組みとなっている。

しばらくやってると出題の傾向が連続で被ったりアルゴリズムのクセは若干感じるが、毎回頭を抱えて悩むくらいにはパターンが豊富。問題のクオリティは「本当に機械生成か?」と疑いたくなるほど高い。

ヒント機能

苦手な人にも安心安全のヒント機能

マインスイーパーのヒントというと「このマスは爆弾だよ」みたいな直球が多いが、本作のヒントは「ここに着目するとちゃんと解けるよ」とやんわり教えてくれる程度なのが嬉しい。

お絵かき

意外と役に立つゲーム内のお絵かきツール

自分でペンと紙をわざわざ用意する必要がなく、画面に情報を加えたいときや頭の整理をしたいときに便利。

良かった点

・運やランダムに左右されない、実力だけで解けるマインスイーパー
・ボリュームを気にすることなく無限に遊べる
・画面がシンプル、無駄なものがない
・新ルールも遊びやすい、マインスイーパーのやり方さえ知っていればすぐに楽しめる
・間接的に教えてくれる親切なヒント機能
・日本語対応(翻訳の質は低め)

微妙だった点

・ローカライズの質、ルールが若干わかりくい

 

総評

80/100

難しいが、面白い。理詰めマインスイーパー自体はそこまで目新しいジャンルではないけれど「Hexcells」よりボリューミーで、問題の仕上がり具合が素晴らしく「Hexceed」みたいに淡々とやっていく作業感も生まれない。一つのルールを貫き遊ぶのも良いし、15種類のバリエーションと合わせると無限に遊べるんじゃないかと思う。一つ一つのステージが機械生成とは思えない出来映えなのでマインスイーパー好きにはおすすめしたい。

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