「Dungeon Munchies」の紹介レビュー 倒したモンスターを料理する2Dアクション

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Dungeon Munchiesってこんなゲーム

台湾のmaJAJaが開発した、モンスターを料理して強くなっていく2Dアクション

あらすじ

主人公は元料理人のネクロマンサー「シマー」に命を吹き込まれたゾンビ。

シマーは主人公を弟子とし、人に噛みつくか罠にかかって死ぬ運命しかない憐れな弟子のために料理を教えようとする。しかしそれにはモンスターから食材を調達する必要があり、危険な地下施設に材料を求めて冒険することになる。

モンスターを狩って料理しよう

倒したモンスターの素材で料理を作り、スキルを獲得していくというシステム。

それぞれの料理には体力アップやダメージアップなどのパッシブ効果があり、作った料理をスキルスロットにはめると食べて効果が発動。

スロットには最大7つまで装着可能で、いつでも付け替えできる。食べても消費されないので普通のスキル付け替えと違いがなく、料理システムとしては不自然かな・・・と感じる部分はあるけれど、いちいち毎回作って食べるのは面倒すぎるのでこれはこれで良かったと思う。

ビルドの幅がとんでもなく広い

料理のレシピはメインストーリーや隠し通路で見つけることができ、全部で100種類近くもの料理が存在している。

一方で、モンスターの殻などの素材から作れる武器も約100種類とこちらも豊富。

スキルと武器どちらも数が取り揃えられているので組み合わせは無限に考えられる。戦いの中で好みのビルドを探すのも楽しいし、強大なボス相手に直面したときは戦い方をすぐに工夫できるなど良いバランスになっている。

一本調子のレベルデザイン

メトロイドヴァニア系かと思いきやわずかに隠し通路がある程度の一本道。エリアを隈無く調べたり再訪したくなるような探索要素はなく地図すらもない。

緊張感のないトラップと戦闘が延々と続くのでステージの攻略はちょっと作業的。期待していた「食材集め」もトレハン系かと思ったらモンスターが素材を掃いて捨てるほど落としてくれるので、普通に進めるだけで全部集まってしまいあっさりとしてなんだか物足りない要素だった。

ストーリー

意外だったのはストーリー重視なところ。アクションゲームなのにテキストの比重が大きく、ビジュアルノベル並みに読ませられる。でもキャラの会話こそがこのゲームの魅力で、アクションとのメリハリも効いていて良かった。

ストーリーは小さな地下世界では留まらない壮大さで、出てくるキャラの個性が強い。そして顔が急に伸びたりギャグの癖が強すぎるところに気を取られていたらだんだんと暗くなっていくシリアスさ。ギャグとシリアス半々で、キャラ同士のわちゃわちゃした展開と奮闘する姿が両方楽しめるこの割合がなかなか絶妙。ストーリー進行のテンポがほどよく、一息つく間もなく衝撃的な事が次々に発覚するので目が離せない内容になっている。

良かった点

・SF、終末世界、ディストピア、ゾンビなど色々と設定を放り込みながらもうまくまとまったストーリー
・絵がかわいい、キャラクターが魅力的
・武器とスキルが豊富で組み合わせを自由に楽しめる
・全体的にテンポが良い
・日本語対応

微妙だった点

・食材集めがあっさり
・酷くもないけど面白味もないレベルデザイン
・装備画面の操作性

 

総評

70/100

ノーマルを10時間でクリア。ストーリーとゲーム性が尖ってキャラの癖が強くレベルデザインに雑なところもあるインディーズらしい作品。色々と気になる部分はあるけれど総合的には面白かった。おそらく刺さる人には刺さるはず。ボス戦は弾幕系だが、こちらのスキルも強力なものが揃ってくるのでそこまで難しくはない。魅力的なキャラと重厚なストーリーを楽しみたい人にはおすすめ。

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