Kiwi Clicker – Juiced Upってこんなゲーム
Dimitri Kipperが開発した、Kiwi(鳥)がKiwi(果物)を作って王様に届けるクリッカーゲーム。
◆ゲームプレイ
キウイを大量に作りまくってキーウィの王様に届けるというわかりやすいゲーム。
最初はプレイヤーの操作が若干必要で、真ん中の大きなキーウィをクリックする度にキウイフルーツが生産される。
その後の流れは自動。
キウイは時計回りに運ばれていき、袋詰めされ、トンネルを通して街の人たちの手に渡り、入念に検査された後、王様のいる城まで届く。
と、ここまではクッキークリッカーと同じようなゲーム性になっているが、他のクリッカーとの相違点は生産≠成果であるところ。キーウィをふんだんにクリックして大量にキウイを作っても、配送や検査がボトルネックとなってしまってキウイを王様に届けるスピードと量は変わらない。
効率よくコインを得るためには生産にだけ目を向けるのではなく、一度に運ばれるキウイの量を増やす「Kiwi bag」や、検査速度を上げる「Sekiwiki」といった施設などをバランスよくアップグレードしていく必要が出てくる。
◆トランセンド(転生)
一定量のコインを稼ぐと王様がなぜか怒って城から飛び出してくる。
この王様を倒すと転生時のボーナスに使われるポイントがもらえる。なお、王様を出すために必要なコインは徐々に上がっていくので、もうきついなと思ったら無理せずどんどんトランセンド(転生)した方が周回するのも楽になってコスパが良い。
転生のツリーはこんな感じで、各機能を恒久的にアップグレード可能。
注目すべきは各枝の先にある王冠のアイコン。これはKings Krownと呼ばれるもので、一つでも取得しているとキーウィの真下に隠されたKrowned Krubに入会でき、その数によって工場やパブなどの便利施設が使えるようになる。
クラブでは他にもトランセンドした際のポイントが増やせるミッションを受けられるようになったり、弓矢やポーションでサポートしてくれるかわいい赤ちゃんキーウィのWiwiが飼えるようになるので早めに訪れたいところ。
また、一度でもトランセンドを行うと次の周回からサポートキャラを雇えるようになる。
張りついてアクティブに操作したい人向け、たまに操作したい向け、ずっと放置しておきたい人向けの3種類のキャラがおり、プレイスタイルに合わせたものを選べる。
そしてこれをWiwiと併せるとちょっとしたビルド要素にもなる。たとえば、Carpentryという放置向けのサポートキャラは自動で施設をアップグレードしてくれる特徴を持っていて、そこに弓矢のWiwiと併せると施設やキーウィをわざわざクリックする手間が一切なくなり、数日放っておいてもいいぐらいの頼もしい活躍をしてくれる。
良かった点
・キーウィがかわいい
・アクティブにやりたい人、放置したい人、両方のプレイスタイルに応えた遊び方ができる
・カーソルを上に乗せるだけでマクロのようにクリックしてくれるのが便利
・ゲームを軽くするための設定が充実している
微妙だった点
・日本語非対応(クリッカーのわりに意外と複雑な仕様のため英語をある程度読む必要あり)
◆総評
60/100
アクティブモードにするかアイドルモードにするか、プレイヤーのやり方次第で遊び方を変えられるという点がClicker Heroesっぽい。見た目的にもっとカジュアル寄りかと思っていたけれど、意外と奥深いです。ビルド要素のあるクリッカー、かわいい放置ゲームがやりたい人にはおすすめ。