「The Pedestrian」の紹介レビュー 標識を伝って街の中を冒険するパズルゲーム

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The Pedestrianってこんなゲーム

アメリカのSkookum Artsが開発した、棒人間を操って街の中を冒険するパズルゲーム

ゲームプレイ

主人公は、非常口や道路標識などさまざまな場所で見かける、あの棒人間

ジャンルとしては初代マリオの時代からあるような2Dプラットフォームパズルになっていて、棒人間を動かしてレバーを引いたり、ジャンプしたりとシンプルなアクションを行いつつ行く先々にあるパズルを解いていくことになる。

そして主役の棒人間だけじゃなく周りの看板も動かせる、というのが本作のちょっとユニークなところ。ドアやハシゴを通じて他の看板と道を繋げて移動し、誰かが落書きしたような看板の中でしか歩けない棒人間をうまく導いて、目的地までたどり着ければステージが完了する。

グラフィック

パズルの2Dと背景の3Dがシームレスに融合したデザインが秀逸。

手前はサイドビューでオブジェクトも記号のみと無駄のないデザインだが、後ろの背景はリアルな街並みを描いた3Dになっている。しかもこの3D背景はただの飾りじゃなくてパズルにも大胆に絡むところがあって面白い。エリア移動時に入るダイナミックな3Dの演出も良くてここも見所。

ストーリー

基本的に会話やテキストはなく、世界観やストーリーについてはほとんど触れらていない。

だが棒人間が電車を操縦して街のさまざまな場所に向かい、特定のアイテムを集める行動理念が自然と注目ポイントになってくるので、ストーリーの方も先が気になる内容になっている。

良かった点

・外部から色々と操作するギミックが新鮮でパズルの解き方は考えさせられる
・エリアごとに新たな仕掛けが追加されて飽きさせない作り
・2Dと3Dを掛け合わせたグラフィックが斬新
・街の移動が電車で旅情感がある
・難しすぎず簡単すぎずの難易度設定
・操作性がよく、コントローラーにも最適化

微妙だった点

・セーブしても少し戻されることがある
・ヒントや解けないときのサポートはない

 

総評

72/100

XboxGamePassで7時間でクリア済み。難易度は穏やかで、変わった仕掛けがどんどん出てくるパズルで面白かった。ヒントは無いけれど解いた後の達成感もひとしおな良いバランス。パズル以外も音楽や見た目がとても良くやっていて心地良い。雰囲気も最高だが、パズル好きには特にやってみてほしい。

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