キャンプ場でひたすらアイテムを探すゲーム「Wind Peaks」の紹介レビュー

4

Wind Peaksってこんなゲーム

ブラジルのActoon Studioが開発した「ウォーリーをさがせ!」的なアイテム探索ゲーム。

ゲームプレイ

俯瞰視点で森を探索し、画面下のリストに表示されたアイテムを見つけるのが目的となる。

操作は難しくなくマウスのみ。
課題のアイテムを見つけたらクリック、もっと拡大して見たいときはマウスホイールでズームと操作はわかりやすい。ウォーリーをさがせ!と明確に違う点は、若干インタラクティブ性があるところで、ゲームに登場する一部のオブジェクトを触ったり持ち上げて移動させられる。ただじっと目を凝らして探すだけじゃなく、何もないような場所でもとりあえず触れてみることが大事で、窓やドアを開ければあっさりとアイテムを見つけられることがある。

ストーリー

セリフなどは一切ないが、このジャンルには珍しくストーリーも用意されている。

森へとやってきたボーイスカウトたちの秘宝探しを間接的に手伝う物語で、スコップを見つけると子供たちが穴を掘り、鍵を見つけると宝箱を開けるといった具合にプレイヤー側のゲームプレイと登場キャラたちのストーリーがちゃんと繋がっているのが面白い。
そしてエンディングはちょっと衝撃的。

難易度は高め

アイテムのおおよその位置がわかるヒント機能があり、クリアするだけなら簡単にできるが、画面には課題の物の一部しか現れないので、逆にヒント無しでクリアしようと思うと難易度は高くなる。

たとえば課題が「カラス」なら体自体は木の影に隠れ、くちばしだけちょっと見えてる、みたいなパターンが多く、全身を見せないことで難易度を引き上げている。

風景が変わらない

残念だった点。
ゲームは全14ステージの構成なのだが、ずっとキャンプ場で代わり映えしない景色が続くので3~4ステージ目くらいからすでに飽きてしまった。それからも草木のコピペに、配置だけ変えた同じようなオブジェクトが何度も登場する。

良かった点

・やり方や時間の制限がなく、まったり風景でも見てリラックスして楽しめる
・かわいい手描きカートゥーン調のビジュアル
・ストーリーも若干あり
・詰まってもヒント機能があるので気にせず進められる
・日本語対応

微妙だった点

・風景が統一されすぎて最初から最後まで代わり映えしない
・ほとんど隠れて見つけづらいところがある
・ボリュームは少なく割高に感じる

 

総評

42/100

カジュアルなアイテム探索ゲーム。
昔ながらのゲーム性で遊びやすく、かわいさ全開の見た目に惹かれたが、変化があまりにも乏しいのが微妙だった。ストーリーがあるがためにキャンプ場から離れられず、風景がずっと同じで探索する楽しみも失われてしまったような印象。セールで激安なときならまずまずオススメ。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です